画質:10 音質:10+α(7.1ch収録のため)


映像はAVCでビットレートは基本30台と高め。
音声はドルビーTRUEHDの24bit、7.1ch収録。

画質について。
作中における画作りの違いでしょうけど、“空気”が介在する場面と、恐ろしく被写体にフォーカスする場面の二つがあります。
前者は霧・薄明かりといったものが空気感を繊細に演出しますが、そういった微妙な色合いには大敵であるノイズやら階調の乱れやらは皆無。後者はまさにテレビという窓を通して向こう側を直接覗き込んでいるかのような極限の立体感があります。
コントラストもしっかりしていて不愉快な黒浮きの類もありませんし、独特の色合いも素晴らしい純度。
完璧な画質ですが、心にぐっとくるようなものでもなかったので10点。ここまでくるとほとんと15点と同等です。

音質について。
ものすごく元気に鳴ります。
ミュージカル調?の場面が多いですが、うちの環境ではフロント3chが占める割合がずいぶんと大きかったように思いました。7.1ch再生だとよりバランスのとれた音響空間が作れるはずでしょう。
ドンパチ抜きでサラウンドの効果を存分に味わえる、なかなか貴重なソフトです。



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