御馬鹿で下品で愉快な映画。
エログロの見本のような血作。
美人のねーちゃんがぴちぴちの服を着て実はその下は裸だったりする映画。

BD最初期じゃ画質面で最高評価を出してたソフトなのは今思えば懐かしいですねえ。
そんでもって実際のところその実力は……?


画質:10 音質:9


映像はMPEG-2でビットレートは20そこそこ。
音声はリニアPCMの4.6。

画質について。
うっひょー、確かにコイツは綺麗!とっても綺麗!
フィルムグレイン的なものが殆ど介在しないいわゆるツルツルピカピカ画作りで、その透明感といったら現時点でも十二分にトップを狙えます。ノイズなんて影も形もありません。全編に渡って青と黒が画面を支配するので、それがどこまで見渡せるかという点でディスプレイのリファレンスにも成り得るかと思います。ちなみにX5000は全く不満の無い画を見せてくれました。ちなみに個人的には黒補正を強にして黒側をギュッと沈ませるのが好み。カラーコレクトしまくった映像なんで好き勝手に見ればいいかと。
それと、やっとディスプレイ側がフルHDになって気づいたことですが、意外とBDソフトはキリリ鋭い画よりも滑らかでしっとりとした画の方が多い様子。ただ単にフルHDになって輪郭線が滑らかになったからそう見えるだけかもしれませんが。でも、そんな中でもキリリ鋭い画が見られるソフトはやっぱり頭一つ抜けて見えます。解像度からいくら鋭い画になったところで輪郭が破綻するなんてことはもはや無いので。んで、そのフルHDになってもキリリ鋭い画ということになるとこのアンダーワールド2とか300とか蜘蛛男シリーズとかいうことになります。海賊は前から感じてた通り相当ソフト路線ですね。

音質について。
基本的にわんちゃんとこうもりが殴り合う映画なんで、連中の喚き声が実に清々しいですね。
リニアPCMは相変わらず素晴らしい。ソニーピクチャーズは今後大人の事情からかドルビーTRUEHDを積極的に採用していくらしいですが、同時にリニアPCMも入れてくれよ! お願いですよ!





おまけ

この映画にも鉄砲が一杯出てきます。この映画の銃声を擬音語にすれば『キュポポポポポポポ』ですね。
映画によって色んな銃声が聴けて面白いですねえ。
早いところブラックホークダウンとかBDで出ないかしら。向こうじゃもう出てんのに。



BDレビュー総まとめ