DSP-Dorado – SFORZATO


 ベラの次だがベロではない。

星座名の Dorado は、元々スペイン語で「金」を意味しており、陸揚げされると金色に輝くことからラテン語で「シイラ」を指すようになり、星図でもとびうお座を追い掛ける姿で描かれている。

 かじき座 – Wikipedia


 だそうだ。


 パッと見たところ電源部以外の多くの点でVelaと共通するようだ。DSP-03(近日販売終了とのこと)の事実上の後継機と考えれば、価格はちょいと上昇したものの、それ以上に内容の充実感がある。
 Doradoも外付けクロック仕様ながら、クロックは付属するようだ。オーディオアクセサリー165号には付属するクロックの写真が掲載されている。

 あくまでオプション扱いながら、VelaとDoradoにUSB入力を付けてきたことには思うところがないわけではない。とはいえ、これも時代の要請である。既に「プレーヤー」としての完成度は盤石、また幸いにしてネットワークとUSBで対応するフォーマットは同じとのことだし、どちらかの使用法にケチがつくような展開にはなるまい。

 VelaにせよDoradoにせよ、DST-01から始まったネットワークオーディオプレーヤーの血統が途絶えることなく続いていることは、「純粋なネットワークオーディオへの憧憬」を抱く私のような人間にとって、このうえなく喜ばしいことだ。



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