画質:9
音質:13
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch
○画質
前作の『アメイジング・スパイダーマン』に比べると色づかいが随分と派手になったような気がする。
4K撮影時代の映画としてはそれほど精細感を感じない。むしろどちらかといえば柔らかめの、かつての『スパイダーマン3』を彷彿とさせるこってりとした画。
情報量的に不足する部分は全くなく、画質の基礎体力は非常に高い。
しかし、少々粒状感が効き過ぎと思えるシーンも散見され、全体の安定感には欠ける。
○見どころ
圧倒的にエレクトロ。
迸るスパークはVFXの新境地。
碧い電撃があらゆるディティールを美しく輝かす。
○音質
素晴らしい。
どこか煮え切らなかった前作の印象を完全に払拭するスパークルな音。
劇伴も効果音も元気いっぱい、全チャンネルを駆使して観客を楽しませようという意図に溢れたエンタメサウンド。
ヒーロー映画にとってはどうしても脇役にならざるを得ない携行火器も存在感たっぷりで、非常によくできたアクション映画そのままのテンションを実現している。
○聴きどころ
これまた圧倒的にエレクトロ。
青い電撃は四方八方に迸り、シアターの空気を鋭く重く響かせる。
○総評
画的にも音的にもとにかくエレクトロの独壇場である。
能力的にもう少し頑張ればドクター・マンハッタンの領域に到達できた気もするが意外と退場があっさりで残念だ。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PW10
Nmode X-PW1 ×3
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Focus200C
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第268回『アメイジング・スパイダーマン 2』
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