ヤマハ、AIが音場を最適にしてくれる「SURROUND:AI」搭載の次世代AVアンプ – AV Watch
「SURROUND:AI」は、人工知能を使ってリアルタイムに映画のサウンドを解析。そのシーンに適切な音場を、シームレスに変化させながら提供するというもの。つまり、プログラムをユーザーが選ぶのではなく、「SURROUND:AI」をONにしておくだけで、ヤマハが考える最適な音場が常時適用された状態で映画が楽しめるものとなっている。
これは凄い。
AVアンプの機能面の進化に関して、ここまで凄いと思ったのはDolby Atmos以来だ。
まさに、大量に存在する音場モードを前にして「何を選べばいいのかわからん」と思い悩むユーザーにとっての福音である。労せずして最適な結果が得られるのならそれに越したことはない。
ソフトによって使うモードの適不適があり、その組み合わせの妙をいちいち考えるのがめんどくさくて、結局ストレートデコード(あるいはDolby Surround/DTS Neural:X)しか使わない……そんな(私のような)ユーザーでも、「メーカーが考える最適な音場が“常時”適用される」ともなれば、使ってみたくもなるのではなかろうか。私はなった。
メーカーの考える最適と私の嗜好が合わない可能性は常にあるが、それはそれ。
パイオニアのAVアンプの上位モデルが刷新されていないという状況もあり、正直RX-A3080が欲しくなった。フロントプリアウトにXLRがあるのもポイント高し。
この際、Nmode X-PW1を手放してフロント以外の全チャンネルをAVアンプで賄うようにすれば、システムを大幅にシンプルにできる。私のシステムはフロント=Dynaudio Sapphireの存在が大きすぎて、サラウンドスピーカー側であれこれと策を弄するよりも、純粋にフロントの音に投資した方が絶対的な満足度も高まるという実情もある。
AVプリ+パワーアンプという現状の方向性を続けるとすれば、長らく継続しているCX-A5100もSURROUND:AIを搭載した後継機がいずれ登場するだろうし、そちらも気になるところだ。
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