ケビン・ベーコン繋がりで『トレマーズ』も見よう!


画質:10
音質:11


映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 近作らしい、まったく隙のない完成された画。
 ディティール的にこれぞという被写体がなく、ある意味では地味な画とも言えるが、全体を通じての画質水準は非常に高い。
 総じて明るく、暗くなり過ぎない。作品の多くを占める、原色からずれた猥雑な色彩がノイズに邪魔されることなく描き出される。

○見どころ
 アライグマ
 ダンスバトル


○音質
 いわゆる超自然的な能力を持つキャラクターが事実上敵のボスしかいないため、戦闘時の音の主体は銃やら戦闘機やらの兵器となる。それらの音は7.1chのキャンバスを活かして緻密かつ分厚く作られており、目くるめく移動感と包囲感を演出する。威力は少々控えめながら音数は十分すぎる。
 特にクライマックスの惑星ノバ防衛戦では、都市の上空を埋め尽くす膨大な数の戦闘機が縦横無尽に空間を駆け巡る。『インデペンデンス・デイ』の似たシーンと比べれば、オブジェクトが飛び回る精密な音の表現には隔世の感がある。Dolby Atmosで収録されればさらに化けただろうに。
 そして、それらすべてを吹き飛ばして本作における音の主役になっているのがAwesome Mixの曲の数々。素晴らしいミックスに心躍らずにはいられない。

○聴きどころ
 惑星ノバ防衛戦
 Awesome Mix


○総評
 BDとしてのクオリティは申し分なし。
 インフィニティ・ウォーズで彼らが参戦した暁にはどんな展開になるのやら。


○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ