「ゼロ・グラビティ」Dolby Atmos収録版BDが来年2月発売 – Phile-web


>今回のものには新たにDolby Atmos TrueHD 7.1.4音声(英語)を収録


 Dolby Atmos TrueHD 7.1.4……?
 なにソレ? と思って公式ページを見てみたらやっぱり『7.1.4ch ドルビー Atmos TrueHD』とある。
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Gravity Diamond Luxe Edition / Blu-ray.com


 日本での発売が先というのが気になるが、映像・音声の中身は北米のアトモス盤と同じだろうか?
 『ダークシティ』事件の際に電話で聞いたところでは、ワーナーはワーナーでも北米と日本じゃ会社もソフトも完全に別物ということだったが……


 それにしても、『7.1.4ch ドルビー Atmos TrueHD』なんて記載は初めて見たぞ。
 そもそもDolby Atmosって、


・従来の5.1chや7.1chといったチャンネルベースの音声ではなく、使用しているスピーカーの本数によってAVアンプ側で最適なレンダリングが行われる。そして、5.1.2だったり7.1.4だったり9.1.6だったり13.1.8だったりは、ひとえにAVアンプ(プロセッシング)側の能力に依存する。ちなみに民生用アトモスのスピーカー最大本数は34本らしい。

・AVアンプがDolby Atmosに対応していない場合は、従来通りのドルビーTRUEHD音声(最大7.1ch)として振る舞う。


 という認識だったのだが、『7.1.4ch ドルビー Atmos TrueHD』なんていう決め打ちの記載がされるということは、理解が間違っていたのだろうか。

 あるいは、出す側のワーナー自身がDolby Atmosについて理解していなくて意味不明な記載になっているだけという可能性も……あるか? BDリリースにおけるワーナーのテキトーさ加減を見続けた身としては大いにあり得る気がするが……どうだろう?
 私の理解が誤りで、『7.1.4ch ドルビー Atmos TrueHD』なる記載が正しかった場合、今度はアトモスはアトモスでも「このソフトは5.1.2」「あのソフトは7.1.2」「そのソフトは7.1.4」なる差異が出てくることになるのだろうか。

 やってられん。



【BDレビュー】第252回『ゼロ・グラビティ』

【Dolby Atmos導入記】Gravity / ゼロ・グラビティのアトモス盤

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