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【UHD BDレビュー】第42回『未知との遭遇』 米国盤




画質:6
音質:8
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:HEVC 4Kリマスターだと信じたい
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch/16bit


○画質

 光量の豊富なシーンは解像感・精細感に優れそれなりに見栄えが良い。特にUFOと初遭遇する夜のシーンやクライマックスなどは、透明な闇としっかりグラデーションを残した強烈な光とのコントラストが美しく、HDRの恩恵が如実に感じられる。UFOの船体がはっきり映るシーンでは、船体各所の鋭い輝きと同時に白に飛ばない鮮やかな色彩が印象的。一方で光の周囲に顕著な粒状感が付きまとうため、残念ながら透明な光とはならない。
 通常の(日常的な)シーンでは多くの場面で絶対的に情報量が足りておらず、かえってノイジーさばかりが目立ってしまうという悲しい状況になっている。人物の表情や男の子の誘拐(?)に到る一連のカットなど、クローズアップでディテールが冴える場面もあるにはあるが数は少ない。
 BDに比べれば、確実に画質は向上している。しかし、UHD BDとしてはかなりつらいと言わざるを得ない。

○見どころ
 UFO


○音質
 昔懐かしの、全方位から面で押し寄せる分厚い音響。本作は特にその傾向が強く、サブウーファーが壊れそうなレベルで重低音をもりもりと吐き出す。天から飛来する巨大な物体の存在感を出すために、本作のシンプルかつストレートな音響は実際に優れた効果を発揮している。
 明確な移動感を伴うマルチチャンネル・サラウンドの実質的な活用は、製作年代的なこともあり、小型UFOの飛行シーン程度。それでも、音の軌跡はスムーズであり、もとより分厚い音作りも相まって聴き応えはじゅうぶんにある。
 印象的な旋律を中心として音楽も豪快に鳴り響く。誘拐(?)に到る一連のカットでは、音楽も効果音も完全にホラーめいたテンションで観るものを驚かせにかかってくる。

○聴きどころ
 母船出現


○総評
 音声がオブジェクトオーディオ化されなかったことを除けば、この辺が本作の限界品質なのだろう。同じく古い作品である『ブレードランナー』と比べれば、BDからの向上幅は期待したほど大きくなかった。
 打ち止めである。そして後は、作品としてのすばらしさだけが残る。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
LG OLED55B6P

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)



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