夏、熱すぎて無性にホラー映画が見たくなって買った。
画質:8
音質:8
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch
○画質
地上の画は作風に合わせてか、色彩は不健康な濃厚さを帯び、粒状感も強め。粒状感が利いている一方で解像感が増強されるほど潤沢な情報量があるわけでもないので、画面の見通しはあまりよろしくない。とはいえ、暗がりの中から何が出てくるかわからないホラー映画に見通しの良い闇を求めても仕方があるまい。
地下に行くと怜悧な照明が支配的となり、俄然画に切れ味が出てくる。どこからどう見てもSCP財団の支部にしか見えない様相の映像はなかなかに愉快で見事。どこからどう見てもオブジェクトクラスKeterのアレやらコレやらも、安臭さより迫真性が出る。
今時に求められる画質の基礎体力はじゅうぶん備えているので、可もなく不可もなく、気を抜いて見られる。
○見どころ
なんかよくわからん儀式で強制成仏させられるジャパニーズ・ユーレイ
○音質
ババーン! キャー!
それなりにサラウンドが活かされているので80点。
音でビビらせにかかるホラー映画としては及第点ながら、見る者の耳朶から恐怖をねじ込んで全身の皮膚を粟立たせるには気合いが足りない。
最終盤でこそ破滅的な展開が音に現れてくるものの、遅きに失した感がある。
○聴きどころ
オブジェクトクラスKeter収容違反
○総評
ホラーと思ったがそんなことはなかった。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響(センターレス6.1ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
ECLIPSE TD316SWMK2
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