*

【BDレビュー】第310回『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 【Dolby Atmos】

公開日: : 最終更新日:2016/09/25 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

画質:10
音質:14→15
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:Dolby Atmos


○画質
 モノクローム調かつ粒状感が強く効いていた前作とは打って変わって、色も普通に乗るし、今風の清潔な画となった。
 解像感と情報量はじゅうぶんながら硬質さはなく、どちらかといえば軟調ですらある。それでも近作の画質水準は完全にクリアしており申し分なし。圧縮弊害も特に見当たらない。
 ところで、ターミネーターは一作目が丁寧なリマスターでBD化されている。青白い光を放つエフェクトの多様も含め、本作の画作りはどこか初代を彷彿とさせた。

○見どころ
 おじさん
 色んな意味で安定しないジョン


○音質
 こちらも怒涛の重爆撃を地で行った前作から打って変わって、緻密な空間構築にフォーカスした音となった。露骨に重低音が唸りを上げる機会は減ったとはいえ、威力や量感そのものは前作と比べてもまったく遜色なく、マルチチャンネル・サラウンドの完成度はこちらが完全に上回る。
 序盤、シュワちゃんとおじさんの激突は初代と同じシチュエーションで行われる。そこで機械の体が立てる音は重厚にして強靭、初代の音とはまるで別物である。そしてどちらがよりリアル化と言われれば、間違いなく本作。
 威力と精度を非常に高いレベルで両立した、ターミネーター史上最高の音と言える。
 本作はDolby Atmos収録。はてさて本来はどんな活用をされるのだろうかと想像しつつ見たが、トップスピーカーがなくとも映像展開を踏まえて「あぁ、ここで鳴るのか」と実感できるシーンがいくつもあった。トップスピーカーがなければ上下方向の表現が不可能、なんてことはないのだ。Dynaudio、というよりSapphireの表現力を舐めちゃいけないぜ。

【追記】
 Pioneer SC-LX59とECLIPSE TD307MK2Aの導入に伴いDolby Atmosで聴いた。
 参照:Dolby Atmosのソフトを片っ端から聴く

○聴きどころ
 隠れ家に現れるジョン
 バス


○総評
 画も音も申し分なし。音はDolby Atmosの導入でさらなる伸びしろもある。
 ちなみにサブウーファーを導入してから初めて通して見た作品である。よく効いているようで喜ばしい。
 結構ボロクソに言われているようだが、なんだかんだ言ってシュワちゃんが出るだけで面白い。続編が吹っ飛ばない程度には売れてくれたようだし、エミリア・クラークのサラ・コナーももっと見てみたい。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
Panasonic DMP-UB90

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2



【Dolby Atmos/DTS:X】オブジェクトベースシアターへの道・まとめ

【BDレビュー】総まとめ

【UHD BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。 <HIGH END

記事を読む

no image

【BDレビュー】 序

※前置き※ これから延々と移植していくBDレビューは2007年9月14日からスタートしたもので

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第78回『yes Live at Montreux 2003』

画質:5 音質:6 映像はVC-1でビットレートは20Mbps前後。 音声はDTS-HD

記事を読む

【音源管理の精髄】 普遍的なライブラリを目指して 【ネットワークオーディオTips】

 『普遍的なライブラリ』とは、 ・大元となる音源(CDやダウンロードしたファイル)からの情

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第51回『アルティメット』

画質:11 音質:8 映像はAVCでビットレートは30Mbps台を中心に推移。しょっちゅう

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第62回『トロイ』

画質:9 音質:10 映像はVC-1、驚異の低ビットレート。詳細は後述。 音声はドルビー

記事を読む

言の葉の穴・一周年と、これから

 気付けば開設から一年も経ってしまった。  というわけで、備忘録的に色々と振り返ってみようと思う。

記事を読む

【BDレビュー】 第245回『MEMORIES』 High Spec Edition

画質:論外 音質:8 映像:AVC 音声:ドルビーTRUEHD advanced 96

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第114回『ティンカーベル』

画質:15 音質:10 映像はAVC、ビットレートは30Mbps前後で推移。 音声はリニ

記事を読む

【アプリ紹介】eLyric iPad版

※この記事のデータ等は2012年2月28日時点のものです ●イントロダクション 『e

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

月刊HiVi 2017年11月号に記事を執筆しました【おまけつき】

月刊HiVi 11月号 10/17発売 「ロマンポルノ」を

【ホームシアターでゲームをしよう!】第3回『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』

https://www.youtube.com/watch?v

TIAS2017の思い出

 色々あるが、最も印象に残ったのはナスペックブースでのPlayback

【イベント報告】東京インターナショナルオーディオショウ2017 於:トライオードブース

予告:東京インターナショナルオーディオショウに参加します  

【ホームシアターでゲームをしよう!】第2回『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて』

https://www.youtube.com/watch?v

【ハイレゾ音源備忘録】Nicogi / 蜃気楼

・アーティスト / アルバムタイトル Nicogi /

【ホームシアターでゲームをしよう!】再始動

 諸事情により、第1回『The Last of Us』以来

【ハイレゾ音源備忘録】Nicogi / Precious Morning

・アーティスト / アルバムタイトル Nicogi /

【BDレビュー】第345回『RWBY Volume 4』

画質:8 音質:6 (評価の詳細についてはこの記事を参

JPLAYの入門ガイドを作成しました

JPLAY日本語公式ページ →PCオーディオ入門者向け設定ガイド

月刊HiVi 2017年10月号に記事を執筆しました【おまけつき】

月刊HiVi 10月号 9/16発売 祝35周年・UHDブ

【ハイレゾ音源備忘録】Helge Lien Trio / Guzuguzu

おまえの新譜グズグズじゃねーか(歓喜) ・アーテ

【ハイレゾ音源備忘録】Tingvall Trio / Cirklar

・アーティスト / アルバムタイトル Tingvall

【ハイレゾ音源備忘録】Julian Lage / Arclight

・アーティスト / アルバムタイトル Julian La

【レビュー】DSP-Dorado 音質編

外観・導入編 設定・運用編 ・再生環境(詳細)

【UHD BDレビュー】第33回『ザ・コンサルタント / The Accountant』

画質:6 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

【レビュー】DSP-Dorado 設定・運用編

外観・導入編  DSP-Doradoは意外と(?)多機能

【イベント情報】東京インターナショナルオーディオショウに参加します

 既にオーディオ誌で見たという人もいるかもしれませんが、 2

【UHD BDレビュー】第32回『メッセージ / Arrival』 米国盤

画質:7 音質:8 (評価の詳細についてはこの記事を参

【レビュー】SFORZATO DSP-Dorado 外観・導入編

「純粋なネットワークオーディオ」への憧憬 続・「純粋なネットワークオ

→もっと見る

PAGE TOP ↑