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【BDレビュー】第308回『セッション』

画質:8
音質:15
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch 96kHzアップサンプリング


○画質
 邪魔なノイズがない、黒が美しく沈む、映像の主役になっているものをしっかり映し出す情報量など、BDに求められる画質の諸要素は申し分なし。カリカリに研ぎ澄まされた画ではないが、必要十分の解像感も備えている。
 内容を反映してか、陰鬱かつ不健康な空気感が支配的で、どこか毒々しい色合いの中で楽器や衣服などのディテールがしっとりと浮かび上がる様は倒錯的で美しい。
 ライトに照らされるドラムセットの質感は白眉。「血の滲むような」を通り越して「実際に血まみれ」を迫真性たっぷりで見せ付けてくる。

○見どころ
 J.K.シモンズの頭の皺
 色んな液体が飛び散るシンバル


○音質
 映画音響的なハッタリもなければオーディオ的な胡散臭さもない、非常に冷徹な、淡々とした、抑制の利いた、それでいて底知れない熱を秘めた音。微かな打音もきっちり捉えるべくダイナミックレンジを広く取っているためか、演奏時の音量はそれほど大きくない。素直に音量を上げて堪能しよう。
 気合いの入れたオーディオシステムで、可能な限りの音量で聴くべき静かなる凄みだ。
 「DTS-HD Master Audio 5.1ch 96khzアップサンプリング」という仕様は初めて見る。コレはドルビーTRUEHDの専売特許だと思っていたが、そういうわけでもないらしい。これがどこまでこの卓越した音質に寄与したかはわからないが、可能な限り高品質を目指そうとする姿勢こそが素晴らしいのである。あっぱれ、ギャガ。

○聴きどころ
 WHIPLASH
 CANVAS


○総評
 黎明期から、UHD BDのローンチを迎えた今に到るまで、妥協することなく素晴らしい品質のBDを送り出し続けたギャガに最大限の賛辞を。
 そのこだわりと情熱をもって、UHD BDにも参入してくれることを願って止まない。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ

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