一応前の記事
縁あってお借りしたNVSのケーブル。
LUMIN A1/S1と外部電源の接続に使用するもの。
この手の高級ケーブルとは無縁のオーディオ人生を送ってきたため、いったいどのようにコメントしたものか。
付属ケーブルと比較すると、まず全帯域でエネルギー感が向上しているのが分かる。それでいて、雑味が減って静けさも増している。これはちょっと面白い。
エネルギー感が向上すると言っても音像は無秩序に膨らまずにむしろ引き締まっており、結果としてディティールの存在感も増している。特に中低域での改善が大きい。音展のデモで使ったForeigner / 4の「Luanne」なんかは一聴して遥かにパワフルな音を聴かせてくれた。
NVSのページを見ると「(前略)音の重心が下がり圧倒的なS/N感をもたらし(後略)」とあるので、あながちずれた感想でもなさそうだ。そして、使えば使うほど物理的に締まってさらに音も締まるらしい。
LUMIN A1/S1の外部電源と接続するケーブルは良くも悪くも付属品といった趣であるので、究極を求める人にとっては喜ばしいオプションになりそう。
ちなみに前の記事でも触れたが、NVSのケーブル、硬い。そして滅茶苦茶重い。重さが売りらしいので仕方ないと言えばそうなのだが。重さでも計っておけばよかった。
コネクタ部分を含めれば、10センチから15センチは曲げられずそのまま突き出すと考えた方がよさそうだ。それでいて重いため、設置状況によって接続部にかなりのストレスがかかることも考えられる。電源部は下手したら引っ張られて浮きそう。今回の試作品はケーブル長が150センチだった。LUMIN A1/S1は外部電源とそんなに距離を隔てて設置するとはあまり考えられないので、もっと短くていいんじゃないですかねと言ったらケーブル長はオーダーできるようにするそうだ。出来るだけ短くするに越したことはない。
しかしコレ、いったいいくらするんだろうか……
おまけ:滅多に目にすることのないであろうNVSの袋
インスピレーション!
【インプレッション】LUMIN A1/S1用NVS製外部電源接続ケーブル(試作品)
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