去年に比べるとジャンルとしてだいぶ出展が少ない印象。
 みんな「別に無理して“プレーヤー”を作る必要なんてない」と気付いたとすればそれはそれでいいのだが、単体DACの出展も決して多くないというのは……


LUMIN U1
 単独記事で取り上げている。


ELAC DS-S101
 まさかのELACから登場、単体で機能する「Roon内臓プレーヤー」。RoonReadyにおけるRoon Serverとプレーヤーの組み合わせより先に出てくるとは……
 単独記事も参照。


Esoteric N-05
 気付けば今年の夏予定に。絶賛開発難航中?


Mark Levinson № 519 Audio Player
 とにかく問答無用で全部突っ込んだ感。ちなみに中身はLinuxだそうだ。


McIntosh MB50 Streaming Audio Player
 フルサイズの機器でもないし、DTS Play-Fiなんてのが前面に出されているし、どちらかといえばカジュアル寄りの製品に思える。はたしてMcIntoshはカジュアルなのかという疑問は残るが、こんなのも出しているくらいだし……


Aurender demo A10 server, streamer + DAC
 今まで真面目にミュージックサーバーを作ってきたAurenderのDAC一体型。リンク先の記事によれば、「金はあるが、システムをいじくり回す気もそんな時間もない人向け」だそうだ。


LH Labs Geek Source

 この手のでかいディスプレイを積んだ製品は機能的本質よりも見た目の派手さを追求しているようで、正直言ってあんまり好きではない。
 個人的な好き嫌いは別にして、製品が増えることはいいことだ。しかもRoonReadyである。


 今回のCESで(厳密にはCESに少し先んじて)RoonReadyが発表され、錚々たる面子がパートナーとして顔を揃えた。
 結果的に、今後ネットワークオーディオプレーヤーやミュージックサーバーを名乗る製品に求められるユーザビリティのハードルがまた一つ上がったことになる。優れたシステムが多々ある中で、ただ単に「便利に使えます」「操作性が良いです」なんて言っても、実態が伴わなければますます見向きもされなくなるだろう。既に世界はOpenHomeを知っており、そしてRoonを知ったのである。
 いやはや、「プレーヤー」を作るのは大変だ。



【CES2016】続・ネットワークオーディオ色々

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