LUMINのネットワークオーディオトランスポート、U1。
データの再生機能という「プレーヤー」の本懐、そして痒い所に手が届くユーザビリティをLUMINのプラットフォームで実現し、なおかつUSB出力を搭載して製品層の厚いUSB DACとの接続性を得たのがLUMIN U1である。
というわけで、LUMIN U1が今手元にある。
その実態はいかに。
……なんて言っても99%はA1とS1の時点で既にわかり切っていることだが、まぁ。
筐体。
A1/S1と同等。
S1のような金ぴかバッジが付いていない。
LUMINとしてのフラグシップはあくまでS1、ということなのだろう。
なお、外部電源はS1と同等。
背面。
トランスポートなのでアナログ出力はない。
一通りのデジタル出力を備えているが、注目すべきはUSB端子が二つあること。
正直なところ、LUMIN U1を使う人の大多数はUSBで出力するのだと思う。
そこでもしUSB端子が一つしかなければ、USB DACと繋いでそれでおしまいである。
一方、LUMINのプレーヤーはU1以前から、背面のUSB端子に繋げたストレージの音源を再生することができた。これはストレージの中のフォルダ構造をそのまんま読む以上のものではないのだが、フォルダ構造通りに音源をブラウズできればそれで事足りるという人にしてみれば、かなり強引だがLUMIN製品をミュージックサーバーとして使えることを意味する。
フォルダ構造しか読めないと言っても、それをやるのはLUMIN Appなのである。音源自体にきっちりタグを仕込んでおけば、下手なアプリとサーバーソフトの組み合わせよりもよほど使いやすいという可能性もなくはない。
そんなこんなで、USB DACとストレージを同時に繋げられるように、LUMIN U1にはUSB端子が二つある。
もっとも、この手の仕様は「USB出力搭載ネットワークオーディオトランスポート」ではたいして珍しくもないが。
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