画質:9 音質:8


映像はAVC、音声はDTS-HDMA&ドルビーTRUEHDの16bit

画質について。
監督の前作に当たる『時をかける少女』は私があらゆるソフト上において初めて目にした「マッハバンドの出ていないデジタル製作アニメ」であり、この視聴記における最高得点である15を進呈した初のアニメ作品となった。当然この作品にも画質面で多大な期待をかけていた。
結論から言うと、その期待に応えられるほどではなかった。
OZの場面で3カットにマッハバンドが認められる。
作画素材の輪郭線が解像度不足でジャギーが出ている場面がある。スパコンとか。
現実世界は意図的に過剰にソフトフォーカスなせいでしまりがない。
映像の種類として前作よりも圧縮が難しいだろうなあとは思っていたが、案の定前作のように完璧とはいかなかったようだ。
細かいことを気にしなければアニメ作品としては非常に上質な画質ではあるが、なんにせよデジタルアニメ然としたパリッとした画ではないのも確か。その辺は好みが別れそう。

音質について。
過不足の無い素直な音響。
OZ内部で起こる事象は遊び心に満ちた愉快な音に彩られており、サラウンド感も良好。
あまり印象に残ってません。



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