*

Nmode X-PM7 音質編

公開日: : 最終更新日:2015/01/09 オーディオ・ビジュアル全般, システム・機器

 電源入れっ放し三日目の音質所感速報。

2014123101


○システム

LUMIN A1
LUMIN L1(HDD 2TB)
Nmode X-PM7
Dynaudio Sapphire

 LUMIN A1とX-PM7はバランス接続、Hモード。


○比較対象

BENCHMARK DAC2 HGC(プリとして)
Nmode X-PW10


 X-PM10との比較なら話は早いのだが、プリを噛ませたX-PW10との比較なので少々ややこしい。



○所感

 まず、説明書にも「出ます」と書かれているホワイトノイズについて触れねばなるまい。
 確かに出る。むしろ、電源投入直後から露骨に聴こえる「サー」というノイズは今まで聴いたことのない大きさで、コレはひょっとしてまずいんじゃないかと肝を冷やした。
 X-PW10と比べても遥かに目立つし、FundamentalのLA10が聴かせた「漆黒」とは大違いである。ちなみにLモードにするとどうなるかは試していない。
 で、冷や汗をかきながら音を聴いた。
 X-PW10は繊細さとスピード感が命だったが、逆に言えばそれ以上でもそれ以下でもなかったのだなあ、と。
 鳴る。X-PW10に輪をかけて鳴る。さすがに最初の1、2時間程度は本調子ではなかったようだが、みるみる音に力が出てきた。
 公式が謳う「弾むような低音」は本物だ。それでいて、まったく滲まない。速い。キレッキレである。特にパーカッションの鮮やかな存在感には目を見張る。電源巨大化の効果だろうか、とにかく音全体から感じるエネルギーは激増した。中低音が厚く、弾ける。楽しい。
 鳴りっぷりの変化が大きな効果をもたらす曲がある一方で、そうでもない曲もある。特に、静かで、シンプルで、しっとりとした歌やピアノソロなんかは音の背後にホワイトノイズの気配を感じてしまってちょっと……という場合もある。絶対的な繊細さについては、X-PM7はX-PW10と同等か、ごく僅かに劣る印象。ま、この辺は楽しさとのトレードオフと言うべきか。基本的に、音楽が鳴り始めた途端ホワイトノイズはどうでもよくなる。圧倒的に音楽を聴く楽しさが勝る。

 正直なところ、システムのシンプル化が目的の導入で、そこまで劇的な音の変化を期待していたわけではなかったのだが、これは思わぬ僥倖と言っていい。
 Dynaudioは別として、私は特定のメーカーの製品に対するこだわりのようなものは持っていないつもりだった。「1bitだから」だとか「デジタルアンプだから」だとか、そんなことを気にしたことはただの一度もない。音(とデザインと価格)がすべてだ。しかし、気付いてみれば随分とNmodeのアンプを買っている。X-PW10と組み合わせたAudience122の音の印象がそれだけ強烈だったということだろう。あの雪が融けた瞬間の輝き……
 X-PW10、X-PW1、自分用にではないがX-PM2も買って、どれも音の良さに満足した。聴きもせずにX-PM7の導入を決めるくらいには、私の中で既にNmodeのアンプに対する信頼が出来上がっているようだ。そしてX-PM7は今までのアンプとは少々毛色が違うとはいえ、やはりNmodeらしい繊細さが根底にある。それでいて、弾む低音という新たな音のステージを迎えている。もっとも、ホワイトノイズばかりはもう少しどうにかならなかったのかと思うが。来年度に出るという上位機種にも期待しよう。



Nmode X-PM7 続・音質編(Lモード) ←こっちも読んでね

Nmode X-PM7 導入&外観編

【Audio】 システムまとめ 【Visual】

スポンサーリンク


関連記事

no image

【BDレビュー】 第45回『アンダーワールド』

3月はBDソフトを8枚カッとなってカッた。後悔はしていない。 一年以上の時を経てリリースされた

記事を読む

【Dynaudio】 Sapphireの足元

 スパイク設置できるスピーカーは絶対的にスパイク設置するに限る。  トールボーイスピーカーなら

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】芸能山城組 / 交響組曲 AKIRA

AKIRAのハイレゾ ・アーティスト / アルバムタイトル 芸能山城組 / 交響組曲

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第91回『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』

画質:10 音質:10+α(7.1ch収録のため) 映像はAVCでビットレートは基本30台

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第37回『アフロサムライ』

17分割をきちんと動画で再現したえらくてぐろくてえろいアニメ。アメリカ発。制作はGONZO。

記事を読む

THXをRazerが買収

THXをゲーミング機器大手のRazerが買収。ヘッドホンなどにもTHX認証拡大 - Phile-we

記事を読む

Roon Readyになりました

 いつものようにRoonのボスのEnno Vandermeer氏とやり取りするなかで 「いつも

記事を読む

【イベントレポート】ネットワークオーディオ実践セミナー・アバック大阪梅田店

【ネットワークオーディオで実現する快適な音楽鑑賞空間の構築】全国横断実践セミナー  8月1日と

記事を読む

ディズニーのUHD BDはいつ出てくるのだろうか

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』がMovieNEX仕様で9月にBD化  スター・ウ

記事を読む

Asset UPnPがQNAPで使用可能に

↓情報を統合・刷新した記事を作成したのでこちらを参照↓ サーバーソフトの紹介 『Asset U

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / Continuum

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave Two

・アーティスト / アルバムタイトル John Maye

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』がUHD BDでリリースされなかった……

スター・ウォーズ最新作『ローグ・ワン』4月28日にBD発売。プレミアム

「FAN AKITA」のプロジェクトが終了しました

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【インプレッション】fidata HFAS1-XS20 外観編

【レビュー】fidata HFAS1 fidata HFAS1-

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第十章「神杉の座はかく語りき」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

DLNA解散

DLNA解散。13年で40億台の音・映像のホームネットワーク相互接続を

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第九章「馨る女神の御膝元」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第八章「光ことなる錦秋の宮」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

Twonky Server 8.4にアップデートするのは待った方がいいかもしれない

 QNAPへの今後の対応が取り沙汰されたTwonky Serverだが

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第七章「風渡る山姫の幽谷」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第六章「恵み色濃き深碧の淵」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

ポタ研の中のデジ研

ポータブルしないオーディオイベント「デジ研」、ポタ研と同時開催 - P

【菅江真澄紀行文・本編紹介】第五章「雄勝の背骨に麒麟舞う」

クラウドファンディングサービス「FAN AKITA」でプロジェクトを実

【レビュー】OPPO Sonica DAC 音質編

導入・外観編 ネットワーク編 ・再生環境(詳細)

【ハイレゾ音源備忘録】Marcus Miller / Afrodeezia

・アーティスト / アルバムタイトル Marcus Mi

【ハイレゾ音源備忘録】fox capture plan / BUTTERFLY

・アーティスト / アルバムタイトル fox captu

【レビュー・更新】OPPO Sonica DAC ネットワーク編

導入・外観編 音質編  USB入力と比べて対応フォ

【レビュー】OPPO Sonica DAC 導入・外観編

ネットワーク編 音質編  待ちに待ったOPPO S

【ハイレゾ音源備忘録】fox capture plan / UNDERGROUND

・アーティスト / アルバムタイトル fox captu

→もっと見る

PAGE TOP ↑