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【BDレビュー】 第9回『ロッキー・ザ・ファイナル』

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

思い出ボム


画質:7 音質8


映像コーデックはMPEG-2でビットレートは30台後半で安定。
音声はDTS-HDマスターオーディオ。例によって私の環境では聴けないのでDTSコア1.5Mbpsになります。

画質について。
最初は少々焦りました。
酷いのです。酷いというか、何故新作映画なのにこんなに古臭い画なのか? という風に。それこそ、初代ロッキー(これもBDで持ってます)と殆ど画質としては変わらないくらいでした。
しかし、“それ”がミソだったようです。
“過去を糧にして未来へ進むこと”が話の主題の一つのようでして、お話の序盤では例によってロッキー自身が過去に囚われまくっているわけです。最愛のエイドリアンのことや、過去の栄光やら、ギクシャクした親子関係やら、要は“昔は良かった……”的な雰囲気が支配的です。
というわけで、そんな序盤の画質はまさに“過去”、第一作のロッキーさながらの古臭くてとても現代的な高画質とはいえない画作りになったのでしょう。
たぶん。
そして話が進むにつれて次第にロッキー自身も前向きになり、展開事態も未来志向のものへと変わっていきます。その結果として訪れるロッキー人生最後のボクシングの試合では実に最近の映画らしいハッキリクッキリ(それでもフィルムグレイン多めのかなり落ち着いた画作りではありますが)の画質へと姿を変えていくわけです。
いやー、なかなかこういうのは面白いですね。カジノロワイアルでもシーンによって画作りがまるで異なるということがありましたが、この作品ではシーンではなく話の展開によって徐々に画作りが変わっていくというわけです。もっとも、この辺の画作りの変化をきちんと見分けられるのもBDの利点ってやつですね。
とはいえMPEG-2での収録なので、絶対的な画質はそんなに高画質ってほどでもないですが。
そういえばAVPにしろナイトミュージアムにしろ、FOXのソフトっていつまで経ってもMPEG-2のような……

音質について。
生憎うちではDTS-HDマスターオーディオが聴けない、というわけで例によってDTSコア部分での評価になります。
作品そのものがそんなドンパチをするような映画ではなく、印象に残る音楽やら何やらが音響の主体なので、ある意味では純粋な音質勝負になると思いますが、流石にDTSコアだけですとリニアPCMには敵いません。が、その辺は次世代AVアンプを買われた方のインプレを待ちたいところです。
なんにせよDVDなんぞとは次元が違うことは確かです。




おまけ

なんと! 次でこのヤケクソ視聴記も十回目を数えます。



BDレビュー総まとめ

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