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【BDレビュー】第274回『Hercules / ヘラクレス』 北米盤 【Dolby Atmos導入記】

BDヘラクレス
GOWが映画化するならクレイトスさん役はドウェイン・ジョンソンかな?


画質:11
音質:8


映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch
※当初はDolby Atmos収録の予定だった


○画質
 力強く、色々みなぎる画。
 粒状感に頼ることなく純粋な情報量で勝負する今風の画であり、明るい場面が多いためにキレッキレの解像感を堪能できる。光も闇も濃密かつ強靭に描かれ、ノイズに悩まされることもない。
 ヒュドラしかり、ネメアのライオンしかり、クリーチャーのCGIがどことなくしょぼいのは作品の規模的に致し方なしか。

○見どころ
 筋肉
 (作中世界の)ギリシャの風景

○音質
 それなりにパワフルではあるものの特段の面白味はない。
 オープニングからして劇伴は力強く朗々と鳴り、ヒュドラもエリュマントスの猪ネメアのライオンも大暴れ。
 が、残念なことにそこからは急激にトーンダウン。
 音響的にハイライトとなる合戦シーンは二回あるが、音響的にも展開的にもあまり盛り上がらないまま終わってしまう。そつなく出来ているものの、喰い足りない。
 さて、本作は史上初(?)のDolby Atmos収録予定が覆されたソフトである。とはいうものの、本作はDolby Atmosを収録したところで大して音響的な効果があったとは思えない。
 アクション的にもカメラワーク的にも、映像は三次元的な感覚に乏しいうえ、音が縦横無尽に動き回るような展開も見当たらなかった。強いてあげるとすれば矢の斉射だろうが、そもそもの時点でテンションが足りていない。
 少なくとも本作に関して言えば、別にDolby Atmosである必要を感じなかった。
 Dolby Atmos収録が取りやめになったのはその辺の理由もあるのではなかろうか。

○聴きどころ
 筋肉


○総評
 神話的暴力全開で世界を支える羽目になるような話なのかなと思ったら違った。欧米人の提示する現実的なヘラクレス像はなかなかに新鮮だった。
 Dolby Atmosじゃないとか細かいことを言わない限り、画も音も高水準であり、作品としてもじゅうぶん面白い。


○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PW10
Nmode X-PW1 ×3
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Focus200C
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52



【BDレビュー】総まとめ

【Dolby Atmos導入記】

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