画質:8
音質:12
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch 24bit
○画質
作画のキャラクターは非常に線が細くシャープで、かつあまりグラデーションのない単色塗りが多いため、とにかくカリカリに解像感が高い。その一方で作画素材の解像度が絶対的に足りていないようで、いたるところで派手にジャギーが生じている。よく見ればバンディングが出ているが、デザイン的にあまり気にならない。
背景美術の描き込みを見ても、緻密なディテールではなく、躍動するアニメーションでもって映像に命を吹き込む画である。そしてアニメーションの躍動を邪魔するノイズ感や暗部の汚れはなく、描かれたものがすべて見通せる情報量は常に維持されている。
○見どころ
作画
○音質
分厚い空間性だとか緻密な空間構築だとかその辺のはとりあず置いといて、音楽のかかるシーンで顔がほころび自然と体が動き出す時点で勝ったも同然。
実に愉快痛快な音である。音楽が大きな役割を果たすこの手の作品に不可欠な、「音が生きている」という感覚をこれでもかと味わわせてくれる。ダイアローグのダイナミックレンジが広く、これは歌のシーンで活きている。
音楽のマルチチャンネル・ミックスに気合いが入っていることはもちろんのこと、それ以外のシーンでも要所要所でサラウンドがしっかりと機能する。
○聴きどころ
ルーが出てくるところ全部
○総評
最高に面白い。
音はもう少し突き抜けてほしかった気もするが、BDとしても高品質である。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DMP-UB90
・映像
LG OLED55B6P
・音響(センターレス6.1.4ch)
Pioneer SC-LX59(AVプリとして使用)
Nmode X-PM7(フロント)
Nmode X-PW1 ×4(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)
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