海外のネットワークオーディオ関連製品をなんとなく紹介するシリーズ。


Cary Audio + Roon

Cary Audio DMS-500


Cary Audio DMS-500 Network Player – The Absolute Sound


 わりと早い段階からRoon Readyに名を連ねていたCary Audioのネットワークオーディオプレーヤー。
 USBを含む全方位的なデジタル入力を備えるが、公式の呼称はあくまでもネットワークオーディオプレーヤー。その意気や良し。
 Cary Audioはこの手のデジタル再生機器のみならず真空管アンプまで幅広く手掛けるメーカーで、製品の中にはAiOSという同じくRoon Readyに対応する、その名のとおりのオールインワンシステムも用意されている。

 Roon Ready、MQA、Spotify、TIDAL等に対応している相当に多機能プレーヤーである。フロントパネルにそれらのロゴを並べるセンスはちょっと理解不能だが。
 PCM 768kHz・DSD256までのアップサンプリング機能を持ち、Absolute SoundによればMQAファイルをデコードした後に705.6kHz/768kHzにアップサンプリングするのだそうだ。

 USB入力でDSD512や768kHz/32bitを受けられる製品はそれなりに増えてきたが、本機はネットワーク入力でもそれらを受けられるという点で、USB&ネットワーク両対応の製品としては現時点で最高の対応スペックを持っていると言える。
 でもAK4490EQってDSD512に対応してたっけ……?

 専用アプリも用意されている。
 ネットワークオーディオはUPnP/DLNA対応のようだ。

 ちなみにお値段は4995ドル。


 多機能で、USB DACとしてもネットワークオーディオプレーヤーとしても使えて、超ハイスペックな音源が受けられて、フロントパネルにはディスプレイもあって見た目が派手で、5000ドル前後という絶妙な価格帯。
 海外のファイル再生シーンは盛り上がってんな、と思わせる一台。



【Roon】関連記事まとめ

【音源管理の精髄】 目次 【ネットワークオーディオTips】

【レビュー】 視た・聴いた・使った・紹介した機器のまとめ 【インプレッション】

よくある質問と検索ワードへの回答