画質:9 音質:11
映像はVC-1、音声はDTS-HDMAの24bit、7.1ch
画質について。
83年の作品としても、年代関係なく見ても非常に高品質。
グレインをしっかり残したうえでノイジーに転ばず、情報量を情緒豊かに湛えた画になっている。80年代らしい濃厚な色彩は美しく、強めに引き込まれる闇もしっかり沈んでなおかつ透明感を保っている。
悪漢どもの鬼気迸る面構えもフィルムならではの全開ディティールで迫る。
前半は少々色も薄めで清廉な印象を残すが、後半では欲望の肥大化に伴ってか毒々しい色彩が支配的になる。その毒々しい色彩の中で黄金がふてぶてしく煌めくのがこれまた美しい。
見どころ:
赤と黒の玉座の間
音質について。
3時間近い長い映画である。
ずーっとダイアログの質感も良くサラウンドミックスも上手に作られている、というありがちな感想のまま見ていたような気もするが、クライマックスの銃撃戦でファックそれ以前のことは全て忘れてしまった。
プレデターを髣髴とさせる、まさに80年代的ファック大爆発大音響。スピーカー7本を総動員してけたたましく吐き出される銃声に体中に穴が開く。
色んな意味でトリガーハッピー状態のラリったおっさんがファックファック叫びながら撃ちまくったり撃たれまくったりファック死なせたり死ななかったりファックやっぱり死んだりするわけだが、脚本や演出も含めて観ているファックこちらのテンションの上がり具合も尋常ではない。
カタルシスかくあるべし。
聴きどころ:
クソ弾
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【BDレビュー】 第213回『スカーフェイス』
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