画質:8 音質:8
映像はVC-1、音声はDTS-HDMAの24bit
画質について。
オリジナルから約30年、すっかりデジタル化された時代の平均的な画。
濃厚な色彩、明快な輪郭、強いコントラスト。ノイジーに転ぶシーンも無いし、甘くなるカットも無いけれど、画質の基礎体力としては最近の作品としてあくまで標準的な範疇にある。
でもコレ、『THE THING』の画か? と言われれば全然そうは思えない……
やっぱりコントラストが強すぎるのがいかんのじゃなかろうか。
あとソレのディティールが全然足りてないのが作品的に痛すぎる。しかしソレ以外に大して見るものも無いというのが実情である。
見どころ:
ソレ
音質について。
現代的なダイナミックレンジの広さと配置の正確さを随所に感じさせる。
サスペンスフルなカットでの音の立ち上がりはオリジナルの比ではないし、チャンネル間の緻密な音の移動などは現代技術の賜物だろう。
そのぶんBGMも効果音も工夫というか練り上げが足りないというか。やたらと驚きを用意する割りにたいして印象に残らない。
聴きどころ:
色んなところを這うソレ
“あの”BGM
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