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【BDレビュー】 第191回『GHOST IN THE SHELL 2.0』 北米盤

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

国内版の価格は甚だ疑問だったので輸入。
国ごとに違うマスターを使い分けるなんて面倒をバンダイビジュアルがするとは到底思えないので、おそらく北米版と国内版の中身は同じと思われる。


画質:8 音質:10


映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit、6.1ch

画質について。
3Dに置き換わっていないカットについては基本的に以前出たBDと同様。新作3Dカットと色調を統一するため、ポストエフェクトとしてフィルターがかけられていたり、それに付随して化粧直しも行われているようだが、光量が増えたかなくらいの印象だけで大差はない。フィルターによる解像感劣化も特に感じない。
新作3Dカットはさすがに高画質だが、画質云々ではなく映像制作に対する熱意がオリジナルのそれと比べると大いに劣っている印象を受ける。制作当時の沸騰するような創作意欲によって生み出されたオリジナルの映像と、イノセンスの余波をもってそれなりの労力でそれなりに作られた3Dカットではやはり映像としての格が違う。
しかたないね。
見どころ:
ネットは広大だわ

音質について。
イノセンスの音響をスカイウォーカーサウンドに作ってもらってよほど衝撃を受けたのか、2.0もまたスカイウォーカーサウンドの手によるもの。
仕事ぶりはさすがの一言で、オリジナルを尊重しつつも、日本アニメにごまんとあるなんちゃってサラウンドではない、真にマルチチャンネルを闊達に生かしたサウンドデザインとなっている。アニメ特有のどこか軽々しい効果音から、本場の映画さながらの重く激しい音への置き換えは大いに功を奏している。効果音の使い方も音楽の使い方も素晴らしいし、映像以上に音響でもって作品が蘇っている。
あえて音質とは無関係のところに触れるとすれば、それは声の再録。声優の方々の演技にケチをつける気は全くないものの、ここは当時の録音でもって作ってほしかったところ。特に人形遣いの声が女性になるというのは……どうにも……
監督の意向ならしかたないね。
聴きどころ:
対戦車



BDレビュー総まとめ

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