画質:9
音質:9
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch
○画質
ダニー・トレホの顔の皺を迫真のディテールで浮かび上がらせる解像感に、強烈な太陽に照らされたメキシコの黄土色の空気感。画質の諸要素はどれもこれも高いレベルでビシッと決まっている。ロケット打ち上げのシーンのみ、どっかから持ってきた記録映像がそのまま使われ、露骨に解像度が下がる。
マチェーテのような作品ですらここまで高画質になってしまうと、正直なところ【BDレビュー】の価値が揺らいでしまうような……
ここ数年は画質の底上げが著しく、画質的なハズレはほとんどなくなり、B級映画を通り越してネタ映画に片足を突っ込んでいるような(褒め言葉)作品ですら、一昔前からすればぎょっとするほどの高画質を実現しているので困る。困らない。いいぞもっとやれ。
しかし、レディ・ガガの映画デビューがコレでよかったのだろうか。
○見どころ
レディ・ガガの変身シーン
○音質
細かいことは抜きにして力押しでかかってくる音。迫力もダイナミクスも十分、かなり大味だがサラウンドもきちんと咆える。
繊細さとは無縁の音響だが、それでいて素敵なガジェット、もとい謎アイテムも複数登場し、音も個性的で意外と芸達者。
○聴きどころ
おっぱいガトリング
内臓ブチ撒きガン
○総評
さすがに本作は行き過ぎたというか、滑った感。出演者をあっという間に殺して次々退場させていく様はそれなりに愉快ではある。
BDとしては高品質なので、買ってがっかりすることはあるまい。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第302回『マチェーテ キルズ』
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