画質:9 音質:11


映像はAVC、音声はDTS-HDMA

画質について。
凄まじい解像感の画。
情報量に満ち溢れ、粒状感もごりごりと効かせた、切れ上がるような映像である。クローズアップ時の精細感には目を見張るものがある。
が、実際のところ舞台はほとんどが濃厚な闇の中であり、上記のような特性が活かされる場面はあまり無い。むしろ、ほぼモノトーンのシーン(下水道とか夜の室内とか)でも粒状感を遠慮なしに効かせるものだから、単なるノイズにしかなっていないという状況も散見される。
深い闇にあっても精細感や情報量がほぼ落ちないという技術的には大した出来だと思うが、残念ながらそれが情緒的な画質にはそれほど結びついていないという印象。しかたないね。

音質について。
こちらは映像よりもさらに硬質なサウンドデザインとなっており、鋭利極まる金属音と耳をつんざく絶叫で全編を駆け抜ける。
クリーナーが振るう各種素敵兵器は轟音を上げながら全方位のサラウンドチャンネルを動き回り、マルチチャンネル音響の恩恵を最大限感じさせるものとなっている。



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