すげー久々に見たFOXのクソ手抜きやっつけ仕事
たまげたなぁ


画質:5 音質:5


映像はなんとMPEG2にしてビットレートは精々20Mbps。
音声はDTS-HDMAの16bit。たぶん。

画質について。
この御時勢にBS-Hiより酷い仕様で出してくるとはたまげたなぁ。
91年の作品だが、同年代のフィルムと比較して明らかに情報量が足りず、色も浅く、ノイズも多い。もっともっと古い時代のフィルムを見ているようだ。「そもそもの時点でそういう画作りだ」と言われてしまえばそれまでだが、そうなるとこちらも「画作り云々に関係なくとてもじゃないが高画質ではない」と言わざるを得ない。コーデックを変えるなり、もう少しビットレートを上げるなりすれば話は別だが、こんな酷い仕様では「もっと高画質に出来たはず」と思われても仕方あるまい。プレデター2に画質で劣るってどういうことなの……
ところでレクターと対面する場面、クラリスの顔が映るカットだけ終始甘くなるのはただ単にビットレートが足りてないのか、それとも「博士の言葉攻めで揺らぐ女の子」の演出なのか、どっちだ。

音質について。
マルチチャンネル・サラウンドを活かす場面はほっとんど皆無に等しい。
クライマックスのアレなんかはまさにサウンドデザインが活躍する格好の場なのだが、そういったものは一切無し。
深く静かにBGMが流れるのみで、あとはひたすらダイアローグのみ。それ自体に不満は無いけれども、映画音響として考えたときにちっとも面白みが無いのも確か。
オーディオプロのセンターでは少々明るすぎるかもしれない。



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