画質:9 音質:10
映像はVC-1、驚異の低ビットレート。詳細は後述。
音声はドルビーTRUEHDの16bit。
画質について。
まず言っておかなければならないのが驚異的な低さのビットレート。
そもそも10Mbpsさえあまり越えないという。
動きのある場面でようやく15Mbps~になる程度。
全体を通してのビットレートは精々12Mbpsくらいしかないのでは。
どう考えても30Gの制約のせいです本当にありがとうございました。
で、実際に画質を見てみると、これが相当高画質なんですよね。
画作りの方向としてはキングダムオブヘブンをさらに色鮮やかかつエネルギッシュにした感じで、10↑を上げられるほどの高画質になる場面もかなりあります。が、甘くなる場面では一気に甘くなります。
基本的にワーナーのソフトは解像感よりもなめらかさが先行する画作りで、常にあと一歩の情報量が足りない感がありますが、トロイに関して言えば情報量も非常に豊富です。
とにかく場面ごとの画質差が激しいので、その中間をとって9点です。瞬間的な満足度でいえばかなりものがあります。ギリシアを照らす太陽のエネルギーが存分に感じられる、黄金色の光に満ちています。
惜しむらくは、間違いなく“もっと善く出来た”はずだということ。
音質について。
300を彷彿とさせる高音質です。
とはいえアメリカじゃあ300以前にトロイが出ているので、こちらが原型ということになりますかね。
剣戟の音は実に鋭く生々しく、BGMは場を支配する勢いで轟々と鳴り響きます。
聴いていて高揚感を覚える音です。
心行くまで大音量で聴いてみてえなあ。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第62回『トロイ』
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