ジーニアスパーティー・ビヨンドのBD化はまだか! まだですか!
 (無印は別に……)


画質:9
音質:11

映像:AVC MGVC(Master Grade Video Coding)
音声:ドルビーTRUEHD advanced 96k upsampling
2


 画質について。
 なかなか素晴らしい。
 あいにくパナソニックのレコーダーなんぞ持っちゃいないので、MGVCの真価とやらは分からないのだが、マッハバンドの類は見受けられないし、解像感も精細感も十分、HD製作のアニメに求められる画質的な要点は非常に高いレベルでクリアしている。
 が、『九十九』において、シャープネスかけすぎの弊害か、またはそもそもマスターの解像度が足りていないのか、明らかなジャギーが散見された。
 そこだけマイナス。
 ちなみに、本作を買った最大の目的である「とんがったアニメーション」という意味では、ジーニアスパーティー・ビヨンドに遠く及ばない、という印象。
 正直言って映像的に一番見る価値があったのはオープニングアニメーションで、次点は貫禄の『火の要鎮』。『九十九』は『怪~ayakashi~化猫 / モノノ怪』で見たような映像を3Dに置き換えただけに思えたし、『GAMBO』と『武器よさらば』は迫力はあったが、普通すぎた。

見どころ:
『九十九』着物が舞うシーン
『火の要鎮』大炎上


 音質について。
 非常に素晴らしい。
 今回初めてドルビーTRUEHD advanced 96Kk upsamplingのソフトを見たが、はたしてこの技術の恩恵かどうかはさておき、音は非常に良い。ひとつひとつの音の存在感は特筆すべきものがあり、マルチチャンネル・サラウンドもよく活用されている。
 ただ、これまた映像同様、ピークはオープニングアニメーションで、音響的に後は盛り下がる一方。起きている事象だけは一番派手な『武器よさらば』の音が一番威力が低いとかどうなってんの。
 しかし、オープニングアニメーションはとても短いながら、『ジーニアスパーティー・ビヨンド』の『次元爆弾』からさらに一歩進んだなんというか……頭おかしい音が聴ける。まったく、森本晃司は最高だぜ!

聴きどころ:
オープニングアニメーション
『九十九』傘の大合唱



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