画質：７　音質：１３


映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit

画質について。
御存知の通り、プレデターは過去一度BD化されている。
が、過去のBD化はFOXにしては珍しい手抜きの産物であり、放送用のマスターをそのまま流用したのではないかと思われるほどの劣悪な映像に涙を流す羽目になった。
で、今回プレデターズがBOXで発売になったので改めて本作の新装版を見ることと相成った。
冒頭の上陸シーンから再エンコードの成果をはっきりと見て取ることが出来る。
盛大にノイズにまみれていた旧版とは打って変わって、新装版ではAVC採用による情報量の底上げとあわせ、非常に丁寧なノイズ除去が行われている。一部ノイズの除去の弊害か、人物の肌がのっぺりしすぎるような場面も見られるが、旧作の高SN化という意義を考えれば目を瞑れるレベルにある。全編通じて映像も安定し、旧版のように場面によって大きく画質が乱高下するようなことはなくなった。
手抜き感とやっつけ感が漂う旧版だったが、今回の新装版によって晴れて“80年代の快作を高画質で拝める”という次元に到達したといえる。

音質について。
当然ながらこちらについては変化なし。
血沸き肉踊る音響でもっと血を流す。



【BDレビュー】第28回『プレデター』

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