画質:7
音質:9
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch
○画質
頻出するマッハバンドに全体的な解像度不足と、いかにも日本のアニメらしい仕上がり。
が、ボトムズなのでそれでもいいかな、という気分になる。
作品全体に覆いかぶさるフィルムグレインのフィルターのおかげでマッハバンドはそれほど意識されることはないし、解像度は不足するといっても絶対にBDでなければ出せない鮮鋭感を有してもいる。
意図されたものはきちんと見える。
○見どころ
3Dのスコープドッグ
○音質
申し訳程度に「後ろから音が聴こえる」ようなレベルではなく、しっかりとサラウンドしている。伊達に劇場版ではないようだ。
空間構築に特筆すべき工夫は感じられないが、その分小細工抜きにして溢れんばかりの鉄火を味わえる。絶対的な威力の不足は量でカバー。BGMも朗々と鳴って好印象。
総じてテンションが高く、画だけでなく音においても見る者の心を動かそうという意識が感じられる。
劇中歌のミックスも実に良い。鉄のララバイをバックに惑星モナドに突入するシーンが画的にも音的にも最高にむせる。
○聴きどころ
鉄のララバイ
○総評
画質面で詰めの甘さは散見されるがBDとして概ね満足できるクオリティ。
最低野郎もこれで一安心。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響(センターレス6.0ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第289回『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』
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