画質:7 音質:10


映像はVC-1で伸びないワーナー仕様。
音声はリニアPCMの16bit。

画質について。
ざわざわするんだ、
落ち着かないんだ、
黒を沈めてよ!
ワーナーのソフトにおける黒の薄汚さは既にひとつのブランドを形成するレベル。
肝心なところで情報量解像感が不足するのもいつも通り。
ところどころ現れる素晴らしく高画質を考えるとマスターの品質は凄く善さそうなだけに残念。
あと、ブラックホークダウンがBD化されたらこんな感じの画になるんだろうなあと思いました。

音質について。
こっちは素晴らしいです。
今のところ、この視聴記の音質の最高評価は14点で、24bitのドルビーTRUEHDとDTS-HDMA収録のソフトでそれぞれ一つ。
いわゆるロスレス音声は24bit収録の場合でも、16bitでのリニアPCM収録よりも容量がかなり抑えられています。さらに24bitの音質は多くの場合リニアPCMよりも上です。
しかし面白いことに、同じ16bitの場合ではリニアPCMのほうがロスレス音声よりも高音質な場合の方が多いのです。300とかオペラ座の怪人とか。デコードが機械にかける負担が同じ仕様のリニアPCMに比べて音質を劣化させている原因なのでしょうか。
まぁなんにせよ、このソフトはワーナーのソフトとしては最高レベルに高音質なソフトに仕上がっています。後半の山場のドンパチでは久しく聴けていなかった強靭な銃声が聴けました。



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