*

【BDレビュー】 第41回『バイオハザード2 エクステンデッド・カット』

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

歯に衣着せぬ!

駄目なモンには容赦なく駄目出し!

しかし素晴らしいモノには惜しみの無い賛辞を!


40回を越えて今一度。コレが当視聴記のモットーであります。
75~92の間でしか点数が動かない評価なんてつまんないよね。
是非是非今後ともよろしくお付き合いくださいませ。


さて、今回はバイオハザードトリロジーBDBOXとして再リリースされた中のバイオ2を取り上げます。こちらは4分の長尺バージョンで、エクステンデッド・カットということのようです。
BD黎明期に出たバージョンを“通常版”、そして今回のBOXに含まれるバージョンを“完全版”とでも呼ぶことにしましょう。


わざわざ買い直す形になったんだからさ、いい夢見させてくれよ。

参考:第17回 『バイオハザード2』


画質:9 音質:10


映像はAVCで30Mbpsを基準に前後。
音声は二言語をドルビーTRUEHD収録。
AVCの使いこなしと音声コーデックの選択と、SPEのBDソフト製作路線は完全に定まったようです。
B級映画だろうと何だろうと基本的に手抜きもハズレも無いのは驚異的。

画質について。
やはり、“意図的に最暗部を持ち上げている”。
真っ黒な部分が無い。
通常版も完全版も最暗部の扱いは同じ。
エンコード時における手抜き失敗等はSPCLの実力を考えるにもはや有り得ず。
こういう画作り、監督の意図だということでこの件は決着。
1層MPEG-2収録から2層AVC収録になった恩恵はそこらじゅうに出てきます。文字通り目に見えて現れます。全体的に情報量が増し、色の純度も増してます。っつっても色に関しては元から濁った画作りなんで微妙な差のような気もしますけどね。
通常版からの明らかな進化は暗部の情報量。通常版では最暗部を持ち上げると同時に暗部情報まで道連れに死んでいましたが、完全版では暗部の情報もきちんと見えるようになっています。正直言って真っ黒を出さない画作りはどーかと思いますけど、まあ見えるべきものがきちんと見えるならそれはそれでよしとしましょう。
なお、元々のマスターがそんなに良くないんでしょうね、見違えるようなとか生まれ変わるようなとか、それほどの差は無いっちゃ無いです。

音質について。
実はこのソフト、非常に重大な意味があるんですよ。
300とかオペラ座の怪人とかを観た人なら既にお分かりかと思いますが、得てしてリニアPCMとドルビーTRUEHDが同時に収録されている場合、音質は圧倒的にリニアPCMが上でした。
再リリースで『リニアPCM→ドルビーTRUEHD』と収録方式が変化した史上初のBDソフトじゃないですかね?
で、従来は他方式を圧倒していたリニアPCMの音質にドルビーTRUEHDはどこまで迫れるのか? という点。これはとーっても大事なことです。
結果として、ドルビーTRUEHDはリニアPCMと比べて全く遜色の無い音を鳴らしました。文句無しッ! もっと気張って死ぬ気で比較視聴すれば微妙な違いはあるんでしょうけど、そんなことは端からする気無いです。
むしろ、ダイナミックレンジに至ってはさらに拡大しているような。
嗚呼、それにしても嬉しいですね。
昔はリニアPCMの後塵を拝するだけだったドルビーTRUEHDが、ついに同一のソースにおいてもリニアPCMと同等のポテンシャルを叩き出し、U-571のように天井突破の音質も実現している。
いい時代になったもんです。



BDレビュー総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

Linn Kazooがまた使いやすくなった

以前の大規模更新の際の記事: Linn KazooがiPhoneでもandroidでも使えるように

記事を読む

【BDレビュー】第347回『夜明け告げるルーのうた』

画質:8 音質:12 (評価の詳細についてはこの記事を参照) 映像:AVC

記事を読む

【音源管理の精髄】 WAVでリッピングした音源をFLAC等に変換するとタグはどうなる? 【ネットワークオーディオTips】

 今更感漂う不毛な検証第二弾。  やっぱり情報や検証事例が多いに越したことはあるまい。

記事を読む

マランツ・NA-11登場記念 ネットワークオーディオの現在と未来を考える

※この記事は2013年2月5日に書かれたものです マランツ、60周年記念のUSB-DAC/

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第101回『ルパン三世 カリオストロの城』

画質:6 音質:8 映像はAVCでビットレートは常時30台後半を維持。 音声はリニアPC

記事を読む

「センタースピーカーさえ無ければ」と何度思ったことか

 今まで、何かしら試聴機が届くたびに、ラックの一番上のセンタースピーカーをどかしてスペースを作ってき

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第73回『ベオウルフ』

画質:8 音質:7 映像はVC-1で10台をうろつくワーナー仕様。 音声はドルビーTRU

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第142回『七人の侍』 東宝盤

画質:5 音質:無評価 映像はAVC、音声はモノラルで見たのでそれ以外は不明。5.1chド

記事を読む

【イベント情報】7/1(土)にオリオスペックでファイル再生のセミナーを行います

 オーディオ用PC等でいつもお世話になっている秋葉原のPCショップ・オリオスペックの協力を得て、つい

記事を読む

【おしらせ】春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に参加します

 久々のイベント参加になります。 春のヘッドホン祭2017・第二回デジ研(日程・内容の

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

DELA N1ZSの後継モデル

DELA、ミュージックライブラリーの最上位「HA-N1ZS20/2A」

NetAudio vol.29で記事を執筆しました

 本日発売。  なんとも光栄なことに、2017年のネットオー

HiVi 2018年2月号で記事を執筆しました【おまけつき】

 昨日発売。 月刊HiVi 2月号 1/17発売「HiViグ

【レビュー】SOULNOTE A-2 音質編

【レビュー】SOULNOTE A-2 導入・外観・運用編 愛によ

【レビュー】SOULNOTE A-2 導入・外観・運用編

SOULNOTE A-2 ― Dynaudio Sapphireへの捧

【CES2018】RoonのMQA対応、そしてAudirvanaが……Windowsに……!?

MQA Expands its Reach - stereophile

SOULNOTE A-2 ― Dynaudio Sapphireへの捧げもの

【レビュー】Dynaudio Sapphire  Dynaudi

生涯最高のカレンダー

 最高すぎる。 2018 磯野宏夫カレンダー

言の葉の穴 2017-2018

 「言の葉の穴」読者の皆様、あけましておめでとうございます。  昨年

言の葉の穴・2017年のハイライト

 オーディオネタも地元ネタもごちゃまぜのセレクション。  年の初めか

【レビュー】SOtM tX-USBultra

 どれだけPCとのUSB接続にオーディオ的な問題があると言っても、現に

【ネットワークオーディオTips】fidata Music App

【2017/12/30 アプリの正式リリースに伴い記事を更新】

【ハイレゾ音源備忘録】大原ゆい子 / 煌めく浜辺(アニメ盤)

なぜハイレゾ音源を買うのか ・アーティスト /

【ハイレゾ音源備忘録】YURiKA / 鏡面の波(アニメ盤)

なぜハイレゾ音源を買うのか ・アーティスト /

【BDレビュー】第354回『宝石の国』

アニメ『宝石の国』が素晴らしい  付

Roon 1.4でiOS端末をOutputとして使用可能になった

Roon 1.4 Is Live! - Roon Labs Ne

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はUHD BDでリリースされるのだろうか

 最後のジェダイを先日見てきた。  あるシーンでは「最初からそれをや

【ハイレゾ音源備忘録】Bruce Springsteen / Born to Run – 30th Anniversary Edition

・アーティスト / アルバムタイトル Bruce Spr

【ハイレゾ音源備忘録】The Beatles / Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band (Deluxe Anniversary Edition)

 祝・ビートルズのハイレゾ音源初配信。 ・アーティス

アニメ『宝石の国』が素晴らしい

 アニメから入って、原作漫画も全巻買ってしまった。フォス……

→もっと見る

PAGE TOP ↑