ケツアゴ+素っ裸+マトリックスな映画。


画質:9 音質:6


映像はVC-1でビットレートは20Mbps前後。
音声はドルビーデジタルのみ。

画質について。
ワーナーとしては例外的な高画質ソフト。ちなみにもう一つの例外は300。かなり初期のソフトにしてVC-1収録のソフトということで、同じく初期かつAVC収録のエネミーラインとあわせて二つの映像コーデックの見定めようとしていた感があります。結果はソードフィッシュの圧勝でした。
今の基準で見ても十分に高画質といえます。全編通して黄金色の輝きがまぶされたフィルムグレインとは無縁の清廉な画作りで、圧縮由来のノイズも見当たりません。鮮鋭感はそれなり、ただ情報量としては少々少なめのような気もします。
とりあえず、AVCとVC-1の初戦はVC-1の圧勝だったわけです。VC-1っつーと何かとAVCの当て馬にされる機会が多い気がしますが、300を見る限りそのポテンシャルは確かだと思います。どっちかの肩を持つわけじゃないですけどね。惜しむらくは、VC-1を採用しているソフトのほとんどがワーナーのソフトで、HDDVDとの共通仕様のためにビットレートが著しく低くなっていることです。幸いにしてワーナーはBD一本化を決めたので、いつぞやも言いましたが、40Mbpsの映像容量をフルに使ってVC-1エンコードした作品の画質に期待しています。

音質について。
まあ所詮は圧縮音源、こんなもんでしょう。
音響的な山場は冒頭でいきなり訪れるのですが、イマイチです。
それにしても、ドルビーとDTSでこれだけ差が出てしまうのは一体なぜなのか。同じく圧縮音源同士、やっぱり決め手は容量なのかな……(BD版のDD:640kbps DTS:1.5Mbps)



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