アニメ製作集団“ガイナックス”の最高傑作はこの王立宇宙軍。異論は認める。
真面目に真剣オタク集団“DAICON FILM”の最高傑作はDAICON4。異論は認める。
果たして記念すべきガイナックスの初回作品はBDでどのように生まれ変わったのか?
画質:5 音質:7
映像はAVCでビットレートは30代後半を維持。
音声はドルビーTRUEHDでビットレートは3Mbps前後。ピーク時には4Mbpsを越える。
画質について。
絶対的な画質評価の基準からすれば、決して高画質などではありません。
フィルムの傷やら何やら、色んなものが混入して、純粋な画質ではイノセンスやスチームボーイといった昨今のデジタルアニメの足元にも及びません。
しかし、そんなことは分かり切っていること。
オリジナル以上に綺麗な画質になるはずもなく、そしてそのオリジナルが20年も前に製作されたものとあっては、画質の追求が早々に壁にぶちあたるのは自明の理。
言いかえれば、この作品はこれ以上の画質でソフト化されることは有り得ない。
このBDこそが王立宇宙軍の最終形態となる。
つまりッ! その最後の最後に実現されたこれ以上無い精一杯の画質で見ることにこそ意義があるッ!! 若きガイナックスのクリエイターの迸る創作意欲を、ついに余すことなく受け取ることができるのだッ!!!
音質について。
ドルビーTRUEHDにしてビットレートはリニアPCM並みに高め。デコードされた音声は相当ハイビットレートなんだろうか。
なんにせよ色々と限界のある音質で、いわゆる高音質とは言い難い。
でもこれが最終形ならばそれで納得。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第22回『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
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