チヨコさんこんなに可愛かったっけ……
画質:8
音質:10
映像:AVC MGVC(Master Grade Video Coding)
音声:ドルビーTRUEHD advanced 96K upsampling
画質について。
最近のバンダイビジュアルのハイスペック仕様。
わざとやっているのかそれともサボっているだけなのかは知らないが、フィルムの上に乗っかった埃は完全に放置されている。揺れもごくわずかではあるが見られる。
それを除けば基本的に高品位で、『人狼』とよく似た、フィルム製作末期の味わい深い画を拝める。
ただまぁ、冒頭の3DCGでは解像度不足でジャギーが現れたり、中盤のデジタル撮影のシーンで粗が見えてしまったり、当時の技術的な部分に起因するであろう問題も見られる。ただ、それが見られるのもBDだからこそ。そういったものにも資料的価値を見出して楽しむのが筋である。
見どころ:
チヨコちゃん七変化
幕末→明治→大正期へ大展開する絵巻的シーン
本田雄師匠による疾走
音質について。
こちらも最近のバンダイビジュアルのハイスペック仕様。
この方式になったおかげかどうかは知らないが、素晴らしい音を聴かせる。
冒頭の何気ない建物の解体シーンから妙に迫真の音を出す。マルチチャンネル・サラウンドも特に画面内の「声」の位置を表現するために、上手に使われている。
そして、声の質感が非常に良いのが何より。
聴きどころ:
鍵を取り戻してからの一連のシーン
総評:
買って損なし。
文句なしに素晴らしい作品でる。
BDレビュー総まとめ
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