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【レビュー】 BENCHMARK DAC2 HGC 外観・機能編

 導入&写真はコチラ

 とある理由(後述)により詳細な音質評価はまた後日。



・外観/筐体
2014-02-05 18.40.27~1
 フロントパネルの質感など、筐体の作りはなかなか良い。
 側面のネジを外せば内部にアクセスでき、パッシブアッテネーターやデジタルパススルーなど、色々な設定をいじることができる。
 フロントパネルのインジケーターはかなりまぶしい。部屋を真っ暗にするとかなり気になるレベル。


・リモコン
2014-02-05 18.42.20~1
 パッと見しょぼいが、実際はアルミ製で、質感は良い。
 電源のオンオフ、ディマー、入力切替、ボリュームコントロールなど、一通りの機能はリモコンがあれば事足りる。
 ただ、プロジェクターやAVアンプといったAV機器にあるような自照機能までは備えていない。別段気にするようなことでもないが。


・背面/端子
2014-02-05 18.44.07~1
 デジタル入力は同軸×2、光×2、USB×1。USBはDoPでDSDに対応。試してないけど。
 アナログ入力はRCA×2。両方の入力にホームシアターバイパスを設定可能。
 アナログ出力はXLR×1、RCA×2。


・デジタル入力について
 入力する音源によってインジケーターが切り替わる。
 こんな具合に。

44.1kHz/16bit
7

44.1kHz/24bit
5

48kHz/24bit
4

96kHz/24bit
3

192kHz/24bit
6

 DSDはまだ試していないのでまた後日。



・音質に関する独自機能&売り文句について
 公式HPをご覧ください。


・音質所感(後述の理由により、話半分で)
 一言で言えば、「端正な音」。あるいは、「研ぎ澄まされた音」。
 甘さはなく、辛口。
 今まで使っていたMAJIK DS-IのDA変換→プリ出力に比べると、S/Nが上がり、解像度が上がり、響きは減退し、にじみが消えた。特に響きが減ってにじみが消えた分、えらい音が速く聴こえる。陳腐な表現で恐縮だが、「スピード感のある音」というやつだろうか。
 間違いなく音は良くなっている。ただ、同時にLINNの「音楽を心地よく聴かせようとする演出」も再確認した。DAC2 HGCはLINNに比べ、再生する音源に厳しい印象を受ける。そして、響きとともに低音の量感も減ってしまった感がある。「そんな響きなんざ最初から入ってないだろ! いい加減にしろ!」とでも言わんばかりのいさぎよさ。LINNの公式HPによればDSは内部的に352または384khzまでアップサンプリングをしているらしいが、DAC2 HGCは特にその手の拡張をしていないので、きっとその差もあるのだろう。



◎ホームシアターバイパスについて
 私がDAC2 HGCを選んだ決め手でもあるので、重点的に紹介する。

●どの入力で使える?
 すべてのアナログ入力で使える。

●RCAで入力→ホームシアターバイパス→XLR出力は可能?
 可能。

●内部ジャンパーでゲインを変えるとホームシアターバイパスには何か影響ある?
 影響なし。

●ホームシアターバイパスになると見た目的に何か変化がある?
 これが普通にデジタル入力で、ボリュームを通して聴いているの図。
1
 そしてこれがアナログ入力で、ホームシアターバイパスに設定しているの図。
 インジケーターとボリュームノブに注目。
2
 ホームシアターバイパスに設定したアナログ入力を選択すると、自動的にボリュームノブが動く。
 このように、DAC2 HGCのホームシアターバイパスは物理的にボリュームノブと連動して実現される模様。
 ちなみにホームシアターバイパスは、設定したいアナログ入力を選択した状態でDIM/MUTEを2秒押しっぱなしにすることで機能する。一度設定すれば、解除するまではホームシアターバイパスとなる。

●ということは、ホームシアターバイパスからデジタル入力に切り替えて音楽を聴く時、うっかりボリュームを下げるのを忘れたとしたら……!
 心配無用。
 そこんところは非常にうまく出来ていて、ホームシアターバイパス→デジタル入力に切り替えると、自動的にボリュームがデジタル入力で聴いていた位置まで戻る。しかもボリュームノブが回っている最中はDIM/MUTEが機能して、間違っても不意な大音量が出ないようにするという気配りまでされている。
 素晴らしい!



・プリアンプとして
 本国のマニュアルを見ると、DAC2 HGCは

Reference Stereo Preamplifier
PCM and DSD D/A Converter
Headphone Amp・Asynchronous USB

 と表記されている。DACよりも先にプリアンプと書くあたり、性能に相当の自信を持っているということだろう。
 つまり、DAC2 HGCはいわゆる「DACプリ」ではなく、CLASSE CP-800のように、純然たるプリアンプにDACを搭載しました的な製品ということになる。ホームシアターバイパスを設けているのも、あくまでプリアンプとして本格的に使ってほしいという意図があるからだろう。ちなみにDAC2 HGCの「HGC」とはHigh Gain Controlのことで(以下公式HP)
 おかげで、パワーアンプを含めて非常にミニマルなシステムを組めるのだが、私のシステムにおいては一つ問題がある。
 マニュアルには以下のような表記がある。

「低ノイズ、かつ最適なパフォーマンスを実現するには、XLRゲインジャンパーは適正レベルに設定する必要があります。11時の位置以上の位置で最適な音量を確保できるように設定しましょう」

 上の写真のとおり、DAC2 HGCからNmode X-PW10にバランス出力している私の環境では、ボリュームは精々10時までしか回せない。
 ということは、私の環境では公式に謳われている「最適なパフォーマンス」を実現できていないことになる。音質所感を話半分で読んでほしいと言っているのはこのためだ。



 【レビュー・音質編】



【システムまとめ】

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