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【BDレビュー】 第241回『アベンジャーズ』 北米盤

続編の敵になるのは誰かな?


画質:10 音質:9


映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch

画質について。
完璧なデジタル画質。
近年よく見られる調整しまくって作り上げた重厚、濃厚、鋭利な画ではなく、アベンジャーズの画はあくまで自然路線で、グレインもあまり感じさせず軽快でさえある。かといって情報量や解像感に劣るかと言われればそんなこともなく、非常にハイレベルにまとまっている。
画質の傾向として一番近いのは『リアル・スティール』だろうか。なんというか、明快、カラフル、透明感の高い健康的な画である。たとえば最近レビューした『マン・オブ・スティール』とアベンジャーズで、どちらの画質が一般受けするかと言われれば、間違いなくアベンジャーズだろう。「高画質」と聞いて漠然とイメージするすべての要素を満たす稀有な映像だ。
ただ、『リアル・スティール』のように“一線を越えている”という印象はない。
ちなみに、『インクレディブル・ハルク』のハルクはモデリングが甘いせいか? いかにもCGでございという胡散臭さを感じたのだが、アベンジャーズでは画質的に遥かに明瞭であるにも関わらず、その手の違和感を覚えなかった。
見どころ:
ソーの雷撃全般、特にエンパイアステートビルに陣取って渾身の一撃をぶちかますとともにビルの窓ガラスが余波を喰らって砕け散り踊る場面

音質について。
よく出来ている……よく出来ているのだが、残念ながらパワーが足りない。
+3dbで音量が色んなBDと同じレベルになる。収録音量が低いことは大した問題ではないが、別にダイナミックレンジが広いわけでもない。なんだかなあ。
繰り返すが、音響そのものはよく出来ている。BGMの扱いは抜群にうまくて鳥肌が立つような盛り上がりもあるし、7.1chに恥じない多層的立体的なサウンドも聴かせてくれるのだが、やはり残念ながらパワーが足りないのだ。画面を縦横無尽に蹂躙する超人たちの活劇に、音がさらなる威力を付与できていない。残念だ。ハルクの咆哮はもっともっとけたたましく響くべきだろうし、魚型キャリア? を粉砕する瞬間は作中最大の轟音を放つべきだった。リパルサー・レイなんかよりもハルクそのものを音響の主役にすべきだったと思う。
聴きどころ:
もう怒っていいぞ→実はいつも怒ってる→脱帽→アッセンブル! の一連の流れ


BDレビュー総まとめ

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