【ファイル再生の基礎知識】手を抜いたライブラリの成れの果て

 ディスクだろうと、ファイルだろうと、整理整頓しなければ滅茶苦茶になる。

 というわけで、最短距離で悪い例を作ってみた。
 もっと滅茶苦茶になる可能性だって大いにある。私も痛い目に遭った。
 なぜ自分ルールが重要なのか、百聞は一見に如かず。

 ジャンル。
 どこかで見た光景。
20150911破綻03

 アーティスト。
 どこかで見た光景。
20150911破綻04

 別にジャンルもアーティストもいらない!
 アルバムだけわかればいい!
 ……でもこの有様。
20150911破綻05
 アルバムアートが付加されていないので、目で選ぶこともできない。

 この状況がさらに進めばこうなる。
20150911破綻
 本当はこうなってほしいのに。
20150911破綻02

 この際曲名さえわかればいい!
 ……残念ながらこの有様。
20150911破綻06
 フォルダベースで選曲したとしても、無い情報を表示することはない。
20150911破綻07

 管理が行き届かず著しく分断されたライブラリを前にして、「聴きたい曲をすぐに探し出す」なんて芸当は不可能に近い。
 これでは快適な音楽再生など夢のまた夢であり、素直にCDを使って音楽を聴いたほうがよほどいいという状況になりかねない。

 音源管理は手間がかかる。確かに手間だ。
 しかし、手を抜いたライブラリはいずれ破綻する。
 ひとりひとりが心がけるしかない。
 近道はない。

 ただし、その先に得られるメリットは決して小さくない。
 頑張るだけの価値はある。
20150911破綻01

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