*

【BDレビュー】第321回『カリフォルニア・ダウン』

画質:8
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)

映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 7.1ch


○画質
 デジタル撮影の今風の画。
 鮮鋭感があり、しっかり色が乗って、ダイナミックレンジも広い。安っぽさを感じない気合いの入ったVFXも相当な情報量を見せ付けてくる。
 取り立てて凄い画や特色あるを見せてくれるわけではないものの、画質的には終始安定している。
 津波の後、押し流された瓦礫で街が埋め尽くされる様は見ていてぞっとしないが、本作の映像の情報量を象徴するシーンでもある。

○見どころ
 瓦礫


○音質
 北米盤はDolby Atmos収録なのに日本盤はDTS-HD Master Audio 7.1chという謎。ま、それはいい。
 とにかくサブウーファーがしっちゃかめっちゃかに咆えまくる。地震でドドド、建物の倒壊でゴゴゴ、津波でズドド。それに全チャンネルが吐き出す破壊音が合わさって凄まじい威力を叩き出す緻密な構築美よりもとにかくパワーでごり押す音響である。マルチチャンネルの滅多打ちな活用も実に楽しい。
 内容的にも映像的にも音響的にも『2012』を彷彿とさせる凄まじさ。ただし威力だけなら申し分ないもののバリエーションの豊富さや面白味で劣り、11点越えを出すには至らなかった。ちなみに『2012』はレビューをしていないが、音質評価を付けるとすれば12くらいかな。
 主人公がヘリの操縦士ということもあってかなりの頻度でヘリが飛び交い、特に冒頭の救助シーンなど、アトモスで聴くのなら相応に面白くなりそうな場面も多くあった。逆に、DTS-HD Master Audio 7.1chで普通に聴いているぶんにはさほど上下方向の情報量で特筆すべきものはなかった。

○聴きどころ
 地震


○総評
 良くも悪くも「スケールの小さくなった2012」という感じ。ある意味では災害が現実的な規模に収まっているため、より真剣な心持ちで見ることになる。津波のシーンはなかなか……
 画も音もハイレベルでまとまっており隙はない。特に音質面では、雰囲気作りに留まらず「猛烈に音に効く」レベルでサブウーファーが活躍するため、サブウーファーの意義がわかりやすいソフトと言える。
 ちなみに本作はUHD BD化されている。



○再生環境(詳細はコチラ

・ソース
OPPO BDP-103

・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC

・音響(センターレス6.1ch)
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PM7
Nmode X-PW1 ×3(サラウンドにモノラル×2、サラウンドバックにステレオ×1)
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
ECLIPSE TD316SWMK2



【BDレビュー】総まとめ

スポンサーリンク


関連記事

アイ・オー・データ RockDisk for Audio 運用編

 一週間ほど運用してみての諸々。  一言で言えば、動作は安定している。  「Ma

記事を読む

Twonky Serverのトンキー病が直ったところで

アイ・オーのオーディオNAS“fidata”「HFAS1」、RAIDモード変更に対応 - Phile

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第49回『パフューム ある人殺しの物語』

これはえろい!!!!!!!!!!!!!!! 画質:13 音質:11 映像はAVC

記事を読む

【イベントレポート】音展2015

 昨年の音展はあくまでLUMINのユーザー代表? としてネットワークオーディオの魅力を語りました。

記事を読む

【音源管理の精髄】 理想のコントロールアプリとは? 【ネットワークオーディオTips】

 理想のコントロールアプリとは何か。  私にとって、それは以下の要素を完璧に満足するアプリであ

記事を読む

SFORZATO × Roon Ready + Roon Server

SFORZATO will be Roon Ready!  というわけで、記念すべき国産機初の

記事を読む

no image

【BDレビュー】 第201回『借りぐらしのアリエッティ』

画質:15 音質:10 映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit 画質につい

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】サラ・オレイン / f

・アーティスト / アルバムタイトル サラ・オレイン / f ・購入元 e

記事を読む

【ハイレゾ音源備忘録】John Mayer / The Search for Everything – Wave Two

・アーティスト / アルバムタイトル John Mayer / The Search

記事を読む

【ネットワークオーディオTips】BubbleUPnP Serverを使ってプレーヤーをOpenHomeに対応させる

 まず、OpenHomeとは何か。 ネットワークオーディオと「OpenHome」  Op

記事を読む

スポンサーリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサーリンク

【レビュー】SOULNOTE D-1 音質編

外観・運用編 ・再生環境(詳細) canarino

【Munich HIGH END 2017】SFORZATO / fidata in Munich

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Cocktail Audio CA-X50 【Roon Ready】

  Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら

【Munich HIGH END 2017】constellation audio LEO 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Roon Labs自身による“Nucleus” Roon Server

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Playback Designs Dream DAC MPD-8 / Transport MPT-8 【Roon?】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】DELAの進化は続く

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Mark Levinson No519 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】dCS Vivaldi One 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】Ayre QX-8 / AX-8 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】MSB Technology The Reference DAC 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

【Munich HIGH END 2017】AURALiC G Series 【Roon Ready】

 Munich HIGH END 2017で気になった製品やら何やら。

言の葉の穴・四周年

 三周年記事で地元ネタ全面解禁宣言をしてから1年。  主に私のや

【Munich HIGH END 2017】Dynaudio Special Forty

Dynaudio Special Forty https://y

【レビュー】SOULNOTE D-1 外観・運用編

 SOULNOTEのDACには、対応フォーマットのスペックを偏重する流

LUMIN U1がDSD256に対応

LUMINのネットワークトランスポート「U1」、11.2MHz DSD

【菅江真澄紀行文】『菅江真澄と歩く 二百年後の勝地臨毫 出羽国雄勝郡』が完成しました

小町ゆかりの地「真澄と歩く」出版プロジェクト - FAN AKITA

【御礼】ヘッドホン祭&北陸オーディオショウ(デジ研)・OTOTEN 2017が終了しました

春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に

【おしらせ】OTOTEN 2017に参加します

 久々だと思っていたら三週続けてのイベント参加です。 O

【おしらせ】春のヘッドホン祭2017 / 第2回北陸オーディオショウの「デジ研」に参加します

 久々のイベント参加になります。 春のヘッドホン祭201

→もっと見る

PAGE TOP ↑