画質:9 音質:8
映像はAVC、音声はDTS-HDMAの24bit
画質について。
一作目と非常に似通った画作りに監督の愛情を感じる。
ほぼ全編を通じて薄暗いジャングルが舞台ということで、非常に濃密な緑が幾重にも折り重なる。作品の性格からして粒状感を強烈に効かせた画になるかと思いきや意外とそれほどでもなく、近作のアクション映画として標準的な画作りとなっている。
鑑賞の妨げとなるようなノイズはよく抑えられており、クローズアップのシーンでは近作らしい豊かな情報量と彫刻の深さを存分に味わえる。
が、ひとつ気になったのが、どうも合成が下手糞なのか何なのか、一部のCGIと実写部分の境界線がジャギーとなって見える場面があった。
音質について。
お行儀が良すぎる。
プレデターの1も2も、「こまけぇこたぁいいんだよ!」と言わんばかりの闊達豪快極まりないドンパチ音響で大いに楽しませてくれたものだが、プレデターの音にはそれが無い。
もちろん効果音はきちんとマルチチャンネルを活かしているし、きちんとバックチャンネルにも音は回り込むし、決して出来が悪いわけではないのだが、残念ながらそこで止まってしまっているという印象。
銃声の一発一発の威力ももっと上げてよかったし、なによりプレデターの雄叫びがちっとも響き渡らないというのはなにごとか。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第169回『プレデターズ』
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