昔々、高校生の頃、PS2でDVDを再生していましたとさ。

リローデッドを見ていて、101匹スミスちゃんの場面、ネオとスミスの服の模様がコンポジット→S→Dの順に浮かび上がっていくのを目の当たりにしましたとさ。

今思えば、その体験がAVのVにおける原体験なのかもしれませんな。

さて……


画質:6 音質:6


映像はVC-1でビットレートは絶望的な頭打ち。10台前半どころか一桁台にも落ちまくり。
音声はドルビーTRUEHDの16bit。

画質について。
まあワーナー(笑)なわけですが。
詰まるところ、
HDDVD用のエンコードの焼き増し

絶望的な低ビットレート&手抜きVC-1エンコード
っていういつものパターンです。
マトリックス内では緑色、現実世界では紫色がかぶった薄汚い暗部、悲惨な情報量不足などなど、ワーナー(笑)を構成する全ての忌々しい要素が詰まってます。
一作目から四年、技術的進歩に伴ってマスターの画質も当然上昇しているはずだけれど、ワーナーにとってそんなものは無意味。つーか一作目より悪いくらい。こんなんじゃ“理想的なアプコン”でしかない。輪郭線が滑らかになったってだけで価値を見出した時代はずっと昔に終わってる。
シューテム・アップみたいなVC-1の超超高画質ソフトを出しておきながら、どうしてこれだけ重要なソフトで手抜きをするんだ……

音質について。
しょぼい……
ふと思った。
映像はエンコード如何でいくらでも画質が変わるのは分かるけれども、音声だとどうなんだろうか?
既にあるマスターの音源とは別に、オーサリングの如何によって音質も変わってくるんだろうか?
「マトリックスそれ自体の音作り・音響が既にしょぼいんじゃないのか?」という疑問はDVD時代から持っていたけれども、一応ロスレス音声で収録してもそれが消えない以上、この音で妥協するしかないいんだろうか?
なんにせよしょぼいことだけは確か。



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