eufonius、大ヒット作『frasco』のDSDマスターを解禁!!


【記事修正とお詫び】
 

 2014/09/13 15:09に、上記記事に関連して、

・元からDSDマスターがあるならなぜ最初からそれを出さないのか
・なぜDSDからわざわざ96kHz/24bitにして出す必要があったのか
 (意図的にスペックを落とした音源をリリースしたのではないのか)
・今回DSDでリリースされる音源は5曲だけだが、いずれ10曲ともDSDにして再リリースするつもりではないのか

 という内容の文章を書きました。
 その後、OTOTOY様よりTwitterにて、

・今回の配信決定は96kHz/24bitの好評を受けてのもの
・もともとDSDマスターがあるのは5曲のみ
・よって、全曲がDSDで配信されることはない


 という説明がありました。
 当記事にも同内容のコメントを頂いております。


 この件に関して強い語調で批判を述べたことについて、個人的推測が誤りであった部分を上記のとおり修正・削除しました。
 OTOTOY様をはじめ、関係者の皆様にお詫びいたします。


【記事修正とお詫び・ここまで】




 もうひとつ。 


クリプトン、ハイレゾ対応ながら低価格化、KX-5の音に迫る25万円のブックシェルフ「KX-1」

 日本オーディオ協会によるハイレゾの定義なんて別に知ったこっちゃないが、自前でハイレゾ音源の配信も手掛けているメーカーが、なぜこうも安直に“アナログ領域”であるスピーカーに、本来“デジタル領域”の話であるハイレゾ対応なんて言葉を冠してしまうのだろうか。

 と思っていたら、

・オーディオ協会が定めているのは“ハイレゾ対応機器”の定義であり、
 ソフトや音源の定義ではない。

・民生用機器については、96kHz/24bitのFLACやWAVに対応していること、
 40kHz以上の再生が可能なことなどが条件。

・音源自体についての基準はJEITAの基準やレコード会社等の判断に準ずる。

・ハイレゾ推奨ロゴを付与するのは、オーディオ協会会員企業の製品であり、
 協会の定める定義を満たすもの。


 あっ……



 『ハイレゾ』という言葉そのものには可能性が満ちている。
 CDとともに規格化されたPCM 44.1kHz/16bitという制限から抜け出し、PCMにせよ、DSDにせよ、デジタル音源が本来持っている(いた)音質上の可能性がユーザーに届けられるようになった。いわゆるハイレゾ音源の登場は、いちオーディオファンとして素直に喜ばしい。

 ところが、『ハイレゾ』を取り巻く今日の環境はどうだ。

 これでハイレゾの普及が進むと本気で思っているのか。

 私にはオーディオ業界が何をしたいのかよくわからない。



【ハイレゾ音源備忘録】 eufonius / frasco

「ハイレゾだから高音質」という幻想

【音源管理の精髄】 目次