大きく出てみた。

 私にとっての『世界一美しいライブラリ』とは、


①自らが決めたルールに基づき、すべての音源が整然と管理された状態にある

②すべての音源に、現時点のハードウェアで実現可能な最高画質(解像度)のアルバムアートが埋め込まれている



 以上の2点を完璧に満足するライブラリである。



 私のライブラリに関して言えば、①は既に実現している。
 600枚以上のアルバムがあるが、ただのひとつも取りこぼしはない。

 ②は難しい。「CDが手元にない限り実現できない」からだ。
 私がライブラリ構築の方法論を徹底する前に――要はスキャンする前にCDを手放してしまった音源は数多く、そういった音源については、残念ながらネットの海から拾ってくる以外に方法はない。
 さらに問題なのは、ダウンロード等、純粋なデータの形で購入する音源だ。多くの場合アルバムアートの画像も付属するが、画質的にはまったく満足できない。

 私は声を大にして言いたい。


 音源をダウンロードで購入する場合、高解像度(最低でも300DPI以上!)のアルバムアートも付けてほしい!!!


 むしろお願いします。


 世界一美しいライブラリへの道のりは遠い。
 手を抜き始めればそこで御破算。
 しかも、永遠に終わりはない。

 しかし、目指す価値はある。


 手のひらの中にすべてを。

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【音源管理の精髄】 目次