画像はLUMIN MusicのFBから。
DACを省き、デジタル出力に特化したネットワークトランスポート。最近の潮流として、当然のごとくUSB音声出力を搭載。
「S1ベース」とあるが、S1のフロントパネルにあるちょっとアレな金ぴかバッジが付いていないため、LUMINのフラグシップはあくまでS1という扱いのようだ。
その他細かいところでは、ネットワークの速度がS1の100Mから1Gになっている。ちなみにLUMINではM1からネットワークが1Gになっている。
例えば別途ネットワーク接続のサーバーを用意せずに直接L1をUSBで繋いでサーバーとして使うような場合、サーバーからコントロールアプリにデータを送る際にプレーヤーがボトルネックにならず、レスポンスが向上する……なんてことがあるのかもしれない。どのみちLUMIN Appは画像も含めてアプリ側にデータをキャッシュするので、純正組み合わせでどれだけの効果があるのかは不明だが。
「USB出力を搭載したネットワークオーディオトランスポート」を出すこと自体は昨今の時勢に適ったものだ。そしてトランスポートだけ出して接続先のDAC(得てしてUSB DAC)を用意しないのは片手落ちなので、いずれLUMINから単体DACが出る可能性もあるだろう。これらは今まで単体ネットワークオーディオプレーヤーを推進してきたLUMINにとって、ある種の方向転換と見なされるかもしれない。
ただ、ネットワークオーディオにおける「プレーヤー」とはあくまで「データ処理としての再生」を担うものであり、DACの有無は問わない。あくまで「製品名」としてはトランスポートと呼ばれるにしても。その意味では、U1も紛れもない「プレーヤー」であり、LUMINの姿勢は変わらず、LUMIN Appを十全に使えることの優位性も揺るがない。
iOS & Android music browsing app labelled “The most convenient interface in existence”の評価は伊達ではない。
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【CES2016】LUMIN U1
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