<CES>ディナウディオ、コンパクトな新ワイヤレススピーカー「Xeo 2」 – Bluetoothにも対応 – Phile-web

 なんというか、最近のDynaudioの姿は目に余る。

 Dynaudioはプロ用途でも展開しているメーカーなので、アクティブスピーカーに力を入れるというのは理解できる。
 しかし、ユーザーの選択肢を減らしてまでアクティブに一本化するというのはいったいどんな判断だ。

 Focusシリーズをすべてアクティブスピーカーにするという暴挙(こう呼んで差し支えあるまい)をしでかし、長らく続いたContourシリーズも生産完了。
 パッシブラインは完全な中抜け状態に陥り、エントリークラス(DMからEmitへ)からステップアップするには事実上Confidenceに行くしかないという異常事態になってしまった。Audience122からSapphireに行った私が言うのも少々アレだが、これでは価格帯的にアップグレード・パスが成り立たない。
 アクティブスピーカーを否定する気はない。しかし、アンプとスピーカーの組み合わせの妙味に価値を見出すオーディオファンに対して、この仕打ちはあんまりだ。

 だいたいXeoだって、ワイヤレスと言いながら結局電源ケーブルが必要になる時点で全然ワイヤレスじゃねえ!
 そんなものをブランドイメージの先頭に持ってくるなんてどうかしている。
 嗚呼Dynaudioよ何処へ行く。
 お前にはスピーカーをカラフルにして一般層に媚びることなんて望んじゃいない。

 アレか、やっぱり中国資本が入ったせいか。
 ちくしょうめ!



【CES2016】記事まとめ