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【BDレビュー】 第102回『ダークナイト』

公開日: : 最終更新日:2013/12/15 BD・ホームシアター関連, オーディオ・ビジュアル全般

画質:13 音質:15

映像はVC-1でビットレートの詳細は後述
音声はドルビーTRUEHDの16bit

画質について。
IMAX撮影SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
いつぞやどこぞでフィルムの情報量はデジタル解像度で言うところの3840×2160に相当するとかなんとか、そんな感じのことを読んだことがあるけれども、まさにその名に恥じない究極のアナログ画質……もといフィルム画質というべきか。圧倒的な情報量とアナログ特有の滑らかさが同居する画には度肝を抜かれるとしか言いようがない。圧巻。フィルム撮影の底力というものを心の底から実感できる。
一方、IMAX撮影以外の撮影でもカメラはデジタルではなく35mmフィルムを使っているそうな。つまるところデジタル全盛の昨今において珍しい?全編フィルム撮影というわけ。監督のクリストファー・ノーランはフィルムが大好きみたい。プレステージでも全編フィルムだったし。
IMAX撮影ではない部分の画作りはかなりダーク・シティと似通っており、どう見てもデジタル撮影には見えないからフィルム撮影かな?と思ってメイキングを見たら案の定その通り。IMAX撮影に比べて情報量は明らかに少ないが精細感と滑らかさが同居するというフィルムの良さを十分発揮しており、35mm部分の画質もハイビジョンディスクとしては上々の部類に入る。とはいうものの、70mmと35mmの画質差が結構激しい部分があるのは仕方が無いところか。
あと、ワーナー作品に常に付きまとっていた“暗部の薄汚れ”は皆無。
ダークナイトの名に相応しい、美しい闇を全編に渡って実現。ソフト化にあたってそれは当然のことのようにも思えるけど、ワーナーの糞のような仕事を見続けてきたのでそれすら幸せである。
VC-1は決して力不足なのではない。窮屈な場所に閉じ込められた上に十分なやる気を込められなかっただけ。ちなみにダークナイトでのビットレートは平均すれば20台半ば、IMAX撮影の場面では30~40に一気に跳ね上がる。紛れも無く“最初からBDのためにエンコードした”作品。シューテムアップからダークナイトへ。ワーナーもようやくここまできたか……

音質について。
あー、これは15点あげる。
うん、文句なし。
画質評価に比べて音質評価はとっても難しくて、ある程度判断基準のある画質とは違って音質を判断する根拠は自分の感性だけ。
ダークナイトは過去最高にあたしの感性をふるわせた、それは間違いない。
過去の高音質評価のソフトをもってダークナイトの音を描写するなら、“U-571の爆雷投下シーンの緊張感を全編常にみなぎらせ”、“インデペンデンス・デイ以上に体を揺らす爆発音を有し”、“静寂から極大へ立ち上がる鋭さはバイオハザード3に匹敵”、“BGMを単なる音楽ではなく音響として有効活用するレベルはステルスやバンテージ・ポイントと同等”。
今まで視聴してきた100枚以上のBDの音響における美点を全て兼ね備えたかのような、まったくもって凄まじい音。
これは聴くしか。


ワーナー史上最高のクオリティというだけでなく、あたしが見てきた全てのBDの中でもトップに位置するとてつもないソフト。
今回ばかりはワーナーに惜しみない賛辞を。



BDレビュー総まとめ

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