おまえは最後まで買わないと言ったな、あれは嘘だ


画質:6 音質:9


映像はMPEG-2、音声はDTS-HDMAの24bit

画質について。
昔懐かし、まだFOXがBDのトップメニューを作っていなかった時代の産物にして、プレデターや羊たちの沈黙と同様、『古すぎてAVCにする意味も無ェ! MPEG-2でいいや!』とやっつけられたソフトである。
が、案外見れる。
FOXらしく高S/N基調の画作りが功を奏しており、グレインと透明感のバランスは意外にも良い。情報量的にはさっぱり見るべきところはないが、ハイビジョンらしいすっきり、くっきりといった要素は控えめながらきちんとエッセンスとして享受することができる。
ちなみに本編において最もくっきり情報量豊かなオブジェクトは筋肉である。
見どころ:
オープニングの筋肉
デェェェェェェェェェェン

音質について。
これまたプレデターを彷彿とさせる、単純明快にして“どでかい”音響である。小奇麗かつソリッドになった現代の銃声とはうってかわったばっきゅんばっきゅんが響き渡る。
シンプルかつ豪快なマルチチャンネルサウンドで、鉄火に身を焦がすには十分すぎるエネルギーを有する。アクション映画として期待に応えるサウンドデザインであり、80年代の熱気を存分に味わえる。なぜ弾が無くならないんだ! なんて野暮なことは忘れて、蜂の巣にしたり蜂の巣にされたりしよう。
しかし最後の殴り込みにおいて、特にクレイモアの一斉起爆等の場面で絶対的な音数が少々不足していると感じるのは、時代を考えれば仕方のないところか。
聴きどころ:
買い物のテーマ
第三次大戦



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