怪奇蜘蛛男
VS.
豪力蛸博士
二作目です。MJが金髪になってます。さて、どんなもんでしょ。
画質:10+→11 音質:10
映像はAVCでビットレートは千変万化。
音声はドルビーTUREHDでビットレートは3.0Mbps前後。平均すれば一作目の2倍になってます。
画質について。
圧巻!
以上!!
っつって終わるわけには流石にいかんのですが、とにかく圧巻でした。
海賊2がファンタジーな世界における超絶画質を実現したというなら、蜘蛛男2はNYという現実世界における超絶画質を実現しました。前作でもその片鱗を見せていたその超絶的な画質がほぼ全編に渡って持続し、前作では僅かに気になっていたノイズも綺麗さっぱり、純粋な画作りとしてのフィルムグレインだけがあります。発色はさらに鮮やかになり、スパイダーマンの鮮烈なスーツの色なども前作の非ではありません。基本的に画作りの傾向は前作と共通で、前作では僅かに気になっていた部分も含めてさらなる進化を遂げています。そもそも、最初のコロンビアのロゴの時点で「アッ、これはキタ!」と確信できたくらいです。
前作では“見たことの無い”画作りと書きましたが、それから色々考えまして、ひょっとしてこれは“アメコミを実写にしたら?”という問いに対する一つの答えなのではないでしょうか。300では粒状感たっぷりのゴリゴリとした映像にその答えを見出しましたが、蜘蛛男においては色は力強く鮮やかに、輪郭はくっきりと浮き立たせて立体感を出すということに答えを見出したと。
それにしても、嗚呼嬉しい、前々から言っていた危機が現実のものになりました。今までの画質評価の基準で見ていたのでは10点満点じゃ到底足りなくなりました。蜘蛛男3とかどうなることやら。
☆テレビ買い替え後。
ますますキリッと色鮮やか。
個人的にはこーゆー方向性の方が好み。
音質について。
一作目に続きドルビーTRUEHDでの収録となります。前作に比べてビットレートは約2倍になり、音質も比例して上がりました。これなら10を出せます。
前作の音響は意外と地味と書きましたが、二作目に関しては派手派手です。聴いていて気分爽快です。
それにしても、ドルビーとDTSは果たしてBDにとって必要なのか? と思ってましたが、今回のビットレートの高いドルビーTRUEHDの音質を考えるに、『容量を節約できる! 便利!』とかセコいこと言ってないで、『リニアPCM以上にビットレートを割いてさらなる高音質を実現できる!』という方向になればいいのではないでしょうか。BDの容量なら十分可能です。171分のキングダムオブヘブンがMPEG-2のハイビットレートで全部入り、さらに英語日本語の両方がDTS-HDマスターオーディオで入るくらいですから。
遂に総合評価でカジノロワイアルを越えるソフトが出ました。
後に控える蜘蛛男3、一体どれだけのものか……
おまけ
蜘蛛男BDBOXのオマケは超充実してます。
BDレビュー総まとめ
【BDレビュー】 第13回『スパイダーマン2』
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