10/18と10/19のLUMINのデモにお越しいただきましてありがとうございました。
 急に舞い込んだ話で、どうなることやらと戦々恐々でしたが、大きなトラブルもなく無事終了して一安心です。

 40分という短い枠の中で、どうにか「ネットワークオーディオで実現する快適な音楽再生」を示すべく励みました。
 デモンストレーションの肝は「コントロールアプリを使って実際に操作している様子を見せる」ということです。そのためにiPadの画面をプロジェクターに出力し、操作とアプリの挙動すべてを見てもらいました。
 もっと大きい画面で、もっと鮮明に見せられたらよかったと思います。さらに理想を言えば、来場した皆様に実際にアプリを使ってもらい、聴きたい曲を聴いてもらうということまでやっていただきたかった。が、会場や時間の都合でそこまでは踏み込めませんでした。それでも、伝えるべきことは伝わったと思います。

 どうして「操作の様子を実際に見せる」ことにこだわったかと言いますと、業界が喧伝する「ネットワークオーディオ=快適」という売り文句を「絵に描いた餅」にしたくなかったからです。得てしてネットワークオーディオプレーヤーの試聴を目的としたイベントにおいて、コントロールアプリによって実際に操作している様子が提示されることは稀に思います。少なくとも、私はそんな場に出会ったことは一度もありません。しかし、快適さを生む中核であるコントロールの部分を見せないのでは、もはやネットワークオーディオである必要がありません。
 だからこそ、自前のサーバーを持ち込んでまでして、すべてを見てもらいました。LUMIN Appを使い、趣味丸出しのアルバム666枚(この数字は単なる偶然)で構成されたライブラリをうろつく様を。選曲から再生に到るまで、私が音楽を聴くうえで常日頃行っているそのままを。「ネットワークオーディオで実現する快適な音楽再生」という夢を、きちんと責任を持って提示するには、私自身の環境をそのままお見せすることが最適であると判断したわけです。それを見て、「おおッ便利快適!」と思ってもらえたなら我が意を得たりです。逆に、「なんだこの程度かクソだな!」と思われてしまったのなら、それは私の限界です。ネットワークオーディオ道に益々精進します。

 『ネットワークオーディオ』という方法論の魅力をほんのわずかでも伝えることができたなら、その可能性を追求する者として幸いの極みです。


 おまけとして、当日使用した音源についてでも。
 普段はLUMIN Appのデザイン・テーマは「Dark」で使用していますが、今回に関しては会場における視認性の関係で「Light」にしましたので、SSもその通りに。

10/18
20141022-1
10/19
20141022-2
 両日ともに一曲目以外は同じです。
 この手のイベントで、オーディオマニアが好きそうな曲は既に腐るほど聴かされていると思いますので、申し訳程度にハイレゾメインにしつつ、純粋に私が聴きたい曲を選びました。如何でしたでしょうか。
 自前のQNAP TS-119から再生まですればよかったのですが、LUMIN L1の方が遥かに音が良いので、選曲とプレイリストへの登録はTS-119から行いつつ、実際の再生はL1から行うという少々ズルい方法を取らせてもらいました。
 

 それでは、機会があればまたどこかでお会いしましょう。


 Thank you for coming, LUMINOUS guys!