突撃死亡塔
黒金任務
2購入記念。
画質:8
音質:8
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch
○画質
前作とは別物の画。いいカメラを使えるようになったのだろうか。
人物をクローズアップした際のディティールの表出は見違えるようで、暗部のノイズも駆逐された。
不健康だけど透明感のある画。画質の基礎体力は前作とは比べ物にならない。
基本グレー基調の陰鬱な画面が支配的な中で、ほとばしる血糊の鮮やかさが目に眩しい。
○見どころ
マッシブになったイコ・ウワイス兄貴
トンカチ
金属バット
○音質
画と同様、音も大幅にパワーアップしている。
BGMの厚みや包囲感が改善されたほか、銃声、打撃音が著しく強化されており、アクション映画として容赦のない激しさを提示する。
特に打撃音はマッシブになったイコ・ウワイス兄貴に合わせるかのように、重く激しく鋭く変貌を遂げている。トンカチや金属バットも音響的悦楽に大いに華を添えている。なにより、痛そうである。
ひたすら屋内で暴れまわっていた前作とは異なり、本作にはカーチェイスの要素もある。が、単発の音の威力はさておき、サウンドデザイン的にはそれほど印象に残らない。
○聴きどころ
英語以上に何て言っているのかさっぱり分からない日本のヤクザ
ラストの壮絶な殴り合い
○総評
おそらく金がかけられるようになった結果、画も音も順当に良くなっている。
150分はいささか長かったと思うが、色々盛りだくさんで腹いっぱいである。
マーシャルアーツ映画にありがちな“踊っている”感覚のない、叫喚と鮮血を迸らせながら“ガチで殺しにいっている”アクションは健在。ただ、前作におけるマッド・ドッグ先生ほどのカリスマある敵役がいなかったのが残念。
ところで、『シューテム・アップ』は人類史上最もニンジンが活躍した映画だろう。『THE RAID 2』におけるトンカチと金属バットの活躍はそれに準じる気がする。
間違いなく続編が出そうだ。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
OPPO BDP-103
・映像
Victor DLA-X30
KIKUCHI SE-100HDC
・音響
Pioneer SC-LX85
Nmode X-PW10
Dynaudio Sapphire
Dynaudio Focus200C
Dynaudio Audience122
Dynaudio Audience52
【BDレビュー】総まとめ
【BDレビュー】第265回『THE RAID 2 / ザ・レイド GOKUDO』 北米盤
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